あらすじ
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里山は、手づくりできる小さな楽園。里山観察のパイオニア、写真家・今森光彦氏が、琵琶湖をのぞむ田園につくった“生きものの集まる庭”。26年にわたるその構想から完成までの様子を初めて綴ったエッセイです。里山の生き物134種を独自解説、著者のライフワーク「ペーパーカット」の大作15点収録。
感情タグBEST3
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穏やかな優しい微笑みを持って、丁寧に自然と接し、作物を育て、家族と協力し合う生活スタイル。
更に、そこここに芸術が入りこんでいること、すごく恰好いいな、と思います。
Posted by ブクログ
写真家の今森光彦が琵琶湖のほとりに雑木林に囲まれたアトリエを築き、四季折々の動植物や恵みについて紹介した本。見たことはあったけど名前は知らなかったホオノキやヤマボウシ。カタクリやイワカカミ、ギンリョウソウなどの山野草。緑深い森を散歩している気持ちになる。
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今森光彦さんのアトリエの楽しみ方図鑑ですね。
今森光彦さんのアトリエは「オーレリアンの庭」と呼ぶ、里山ガーデンです。
オーレリアンの四季を通しての植物、虫・動物の紹介とアトリエの移り変わりを詳細に豊富な写真を添えて、ビジュアルに紹介されています。
今森さんとご家族の、アトリエでの仕事ぶりや、四季折々の料理も寄せられていて、説明やエッセイも盛りだくさん。
ペーパークラフトの作家でもある今森さんの作品も数々美しく飾られています。
今森さんの言葉
「アトリエの庭を考えるとき、ひとつの相手ががあった。それは、エコトーン。エコトーンというのは、性質の異なる環境が寄り集まる端境の場所のことで、そこは、集中的に生きものの密度が高い。」
実際に「オーレリアンの庭」は、幾つかのエリアに分けられて作られていて、人の手で計画的に造園されています。
そこに集まる生きものと人のふれあいが、里山ガーデン「オーレリアンの庭」の魅力ですね。
今森さんの、あとがきに
「生きものの集まる小さな里山を再現したい。やがてそんな気持ちが募るようになりました。ささやかながら、アトリエをつくるとき、周辺の環境をすべて宝物につくり変えようと考えたのです。それが、この本で見ていただいた庭の物語です。
庭は、私にとって里山の自然を見つめる窓であり、教科書であり、実験場でもあります。」
とても素晴らしい夢の実現に感嘆せざるをえませんね。