あらすじ
なぜあの人は、前例にとらわれず、意外性のある選択ができるのか?
その秘密は「感情の扱い方」にあった。
心理学・行動科学をもとに、“自分らしい行動”を生む仕組みを解き明かす、まったく新しい一冊。
Chapter 1 ズレる
1■そもそも感情の解釈がユニーク
2■「どう受け取れば一番ラクか?」を勝手に決める
3■「うまくいくか」より「なにを持ち帰れるか」を見ている
4■自分に説明がつけば、もう動ける
5■思い込みを、何度も裏返してみる
6■痛みと快感の連想をすり替える
7■「幸せ」に深い意味を求めない
8■自分にやさしい嘘をつく
Chapter 2 俯瞰する
9■自分の「動機の裏側」を把握している
10■「人が何を求めているか」をうっすら察して突いてくる
11■いつも言い方で得をしている
12■「なぜ自分はそう考えるか」をいつも考える
13■価値観も定期的にメンテする
14■「大切なもの」を根拠なく決める
15■雑音には、耳を貸さない
16■落ちてるときは、問いのせいにする
Chapter 3 実験する
17■「目標」を遊び道具として利用する
18■やる気より先に、予定を決めてしまう
19■出まかせで「できる理由」を並べる
20■意志力を「出し惜しみ」する
21■リーダーでなくともリーダーシップを取る
22■こっそり相手の心に入り込む
23■重たい言葉を明るく壊す
24■メタファーで、難しさをごまかす
Chapter 4 余白を作る
25■どうせやるなら「楽しいこと」にしておく
26■「やる理由」よりも、「やりたさの残量」で判断している
27■学ぶことを「気持ちいい」と自分に刷り込んでいる
28■過去のキャラもスキルも使い回す
29■できる人の「所作」を先にパクる
30■「トラブル」と相撲を取らない
31■「快適すぎる」と思ったらもういない
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今の自分には大変共感する箇所あり・背中を押してくれる箇所ありの、かなりの良書でした。
若干ストイック感ある部分もありますが、できるところからやればいいんですよね。終盤の方が共感ポイントは多かったです。
Posted by ブクログ
ユニークな行動、というよりは、行動・習慣化のノウハウ本。
・人の行動は感情に支配されている。
・感情は自分の心から湧き上がるもので決して敵ではなく心強い味方。
・しかしネガティブな感情がある。それは意味づけが間違っているから。
・例えば、不安。失敗したらどうしようという気持ちは、失敗したら信頼を損なう、いつもより上手くやろうといった意味づけと紐づいている。
・自分にできることだけやり、失敗も成長と意味づけ行動することができれば感情はポジティブに変わる。
・感情のスイッチをいれるためには小さな目標設定がいい。
・目標を達成することは瞬間的なことだが、結果によらず得た経験は成長として永遠に刻まれる。
1章をまた読み返したいです!
Posted by ブクログ
ほんの小さなひとつの行動の積み重ねが人生を変える。
行動を起こすためのモチベーションのあり方がとてもわかりやすく解説されている。
何度も読み返して自分のものにしたいなぁ。
Posted by ブクログ
タイトルだと奇抜な切り口だが、中身はポジティブなマインドセットの考え方と周りにどう巻き込むかが書かれた名著。
特にリーダーとして、任された仕事をやり遂げたときのメリットと、やり遂げられなかった場合のペインが示唆できることで部下が納得して仕事ができるというフレーズは腑に落ちた。
ユニークな事をする人は常にリスクと乗り越えたときのメリットを考え無意識に行動していると思うが、どうしても仲間を巻き込んで行動しなければならない時もあるので、注意するときは行動、環境の課題を示唆し、褒めるときは上位の本質を褒めることで、頼まれた人もメリットを感じて協力してくれるだろう。
最後に、ユニークな行動をとる人は快適すぎると思ったらもういない中の、アンソニーロビンズの言葉は座右の銘にしたいくらい心に打たれた
Posted by ブクログ
ユニーク=特別なことをしている人、人と変わったことをしている人だと認識していた。
だが、ユニークとは当たり前にできること、やりたいことを少しずつ突き詰めた先にあるのだと感じた。
内容も読みやすく、フットワークが軽くなるポイントが学べた。
Posted by ブクログ
自分にできること」「自分が動かせる範囲のこと」だけに意識を向けていれば、余計な不安に引きずられることなく、静かに、そして淡々と行動を重ねていくことが可能である。
このようにユニークな行動を取れる人は、短期的な得失ではなく、常に「その選択が、自分の状況や可能性をどうあと押しするか」に意識を向けている。
自分はどうしたいのか」「自分はどうなりたいのか」「どんなふうに感じたいのか」
こうした問いを言語化してみない限り、自分の本音には気づけないことが多い。
年齢に関係なく、どんな立場でも、どれほど成長していても、それは変わらない。
頭の中で思い浮かべるのでもよい。文字に書き出してもいいし、声に出して話してみるのも効果的だ。
重要なのは「求める結果」を明確に意識にのせることである。
それによって、脳はその結果を実現するために必要な情報を自然と集め始める。
私たちは、常に「次に取ろうとしている行動」に対して、無意識のうちに快感”と”痛み”を天秤にかけている。
そしてその行動から連想する”痛み”よりも、“快感”のほうが上回れば、私たちは自然とその行動を選ぶ。
(あるいは逆に、その行動をやめることで得られる快感”よりも"痛み”のほうが上回れば、人は行動を継続する)
つまり、快感”が勝れば行動し、「痛み”が勝れば行動しない。
こうした判断は感情の中で瞬時に行われており、行動とは、その結果として表れているだけである。
注意をするときは「環境」「行動」にフォーカスし、褒めるときは「能力」や「価値観」、「人格」に焦点を当てる。
この使い分けを意識するだけで、相手の成長を促すコミュニケーションが取れるようになるのである。
成功の要因を検証する場合、「どういう環境だったか」「何を知っていたか」「どう予測していたか」「どんな経験があったか」といった問いではなく、「自分がどういう行動を取ったか」に意識を向けるべきである。
そうすることで、同じような状況に再び直面したとき、迷いなく行動を選び、一貫性のある判断がしやすくなる。確信を持って選択できるようにもなる。
「目標とは、自分の感情にスイッチを入れるために立てるものです」
ある分野で卓越した成果を出し続ける人々は、この順番を「逆にする」ことを習慣にしている場合が多い。
つまり。よりポジティブな出来事を引き寄せるために、まずポジティブな身体の使い方
を感動し、それによってポジティブな感情の状態を維持しようとするのである。
Posted by ブクログ
読んで一日経ちました。
プライベートや職場、その他自身が属している場所で、「なんだかなー。ちょっと違うなー」って人の背中を押してくれる本かなと。
+α要素
自分の環境や思考をこのベクトルにすると、確かに色々と道が開けるというか、明るい毎日が待ってる気にさせてくれる
読みやすいです
Posted by ブクログ
結局のところやるしかない
やるかやらないか、どちらの声が次の行動を決定づけるかはどちらの声が多く繰り返されたかによるから、私はできるというセルフイメージを持つことが大事そう
Posted by ブクログ
ユニークな人っていうのが、特別目立つ人や素晴らしい才能をもっている人ばかりではないこと。
結局人は一つの判断、一つの行動を積み重ねており、その総体としてユニークさが生まれる。
個性は滲み出るものというように、ユニークな行動を取る人は、地道な選択や行動が少し変わっているということ。
特に印象的だったのが、同じ事柄に対する意味付けの違いに言及されていた点。
自分が悪かった→自分のこの行動が悪かった
休日ゆっくりする→休日を最高に癒される方法はなんだろう
結果を出す人は姿勢がいい→姿勢を良くすることで良い結果を引っ張ってくる
こういった形で些細なことを具体な表現に変えることや物事の順序を入れ替えることで、捉え方が大きく変わってくる。
捉え方を変えると、自身の気持ちも軽くなり、よりユニークな行動が取れる。
そうすることで、他者がなかなか決めかねる決断や悩み抜いてしまうところを、自身で決められる、それがユニークであり、人としてあるべき姿だと改めて感じた。
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて発売前から楽しみにしていた本。
穏やかな人、向上心が高い人などが自分の感情をどう解釈しているか参考になった。
自分の感情を解釈する意識を持つことはメタ至高にも繋がる。
万人に同じ出来事が起こったとしても、経験は万人にとって共通のものとはなり得ない。
『「経験したことは」とは、その人が「意識を向けたこと」』そのものだから。
同じ会議に出席していても、その人が何に意識を向けているかで、その会議を通して持ち帰ることが出来るものは違ってくる。
嫌だな、めんどくさいなという姿勢で会議に臨むのは、その時間そのものを過ごすこと自体が苦痛になる。
どうせ自分の有限の時間を過ごすなら、その会議で何を得るかを意識しながら過ごせたほうが楽しいのだよね、きっと。
でも、常にそう思えるかというと、、なかなかに難しい。