【感想・ネタバレ】ぼっちのアリは死ぬ ――昆虫研究の最前線のレビュー

あらすじ

集団をつくり、他者との関わりをもって生きていこうとする性質である「社会性」……本書では、昆虫が苦手だった筆者がすっかり魅了され、10年以上にわたって見つめてきた、アリの不思議な世界をご紹介します。 【目次】第1章 なぜアリを研究するのか?/第2章 アリの生活史/第3章 孤立アリは早死にする/第4章 鍵はすみっこ行動/第5章 アリから学ぶ社会と健康

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Posted by ブクログ

ネタバレ

【ぼっちのアリは死ぬ】 古藤 日子 著

 某Podcastで著者の話を聴いたもの。生き物単体の分析ではなく、社会性を研究する観点からアリに着目したそうですが、なかなか面白かったです。

 怪我をしたアリにはほかのアリが外科手術を施すか、治療用エキスを分泌して治療。重度の感染症に罹ったアリは巣に戻らず、軽度感染のアリは戻ってワクチンとして機能させるなど、まるで人間社会のようです。女王アリだけが飛んで「結婚飛行」で受精し、それを10年間保持して、受精した卵からはメス、未授精卵からはオス、が生まれるというのは何とも奇妙でした。

 ポイントは、孤立させたアリの寿命は1/10となって早死にするという点。以前から知られていた事象のようですが、著者はその原因を「酸化ストレス」によるとつきとめます。「ぼっち」のアリには活性酸素が増え、これが「死因」に繋がると言います。アリと人間での繋がりにはまだ否定的ですが、社会性が細胞レベルにまでどう影響を与えることを実証したいとのことで、まだまだ研究は続きそうです。

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2026年04月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アリ(社会性昆虫)の生態研究の成果(細胞や遺伝子のレベルの影響によりや変化)を人間にも応用可能かもしれない、という展望の今後が楽しみ。

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2025年06月13日

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