【感想・ネタバレ】古代農民忍羽を訪ねて 奈良時代東国人の暮らしと社会のレビュー

あらすじ

「フーテンの寅さん」で有名な葛飾の柴又は、奈良時代は下総国葛飾郡大嶋郷嶋俣里に属した。
正倉院に残っている養老五年(721)の戸籍によれば、この地は孔王部忍羽(あなほべのおしは)とその一族が住んでいた。
都から遠く離れた東国の地で忍羽を始めとする庶民の大地に根付いた暮らしと社会はいかなるものだったのか。
探求心に後押しされた著者は時間を越えて忍羽の元を訪れる。
そこには自然の中で実直に生きる人びとがいた。

目次

第1章 孔王部忍羽の古里(古代葛飾の世界;大嶋郷戸籍の世界;大嶋郷逍遙)

第2章 子供の頃の記憶—遊びと労働(忍羽生まれる—お産の周辺;遊ぶ少年忍羽;村から国へ)

第3章 忍羽、生きていく(揺れる青春を走る;忍羽、結婚の祝い;日々の暮らし ほか)

終章 忍羽、信仰世界に入る

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Posted by ブクログ

わかることとわからないことと。農民といっても忍羽はかなり上層の暮らしのようだ。なんだかんだで読み進めてしまう。千葉から東京は結構遠かったんだ。へえ。

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2023年06月25日

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