【感想・ネタバレ】菅と安倍 官邸一強支配はなぜ崩壊したのかのレビュー

あらすじ

本作は単行本『孤独の宰相 菅義偉とは何者だったのか』(2021年12月 文藝春秋刊)に加筆・修正し、文庫化にあたって改題したものです。

歓喜、苦悩、無念……。担当記者が聞いた「総理の肉声」

菅義偉はなぜ総理の座を追われたのか。岸田、安倍、麻生との確執、河野、小泉との関係など、著者しか知らない極秘エピソードで綴る。

【目次】
第1章 “令和おじさん”の誕生
第2章 辞任ドミノの衝撃
第3章 安倍総理との亀裂
第4章 第99代総理大臣
第5章 コロナとの苦闘
第6章 なぜ総理の言葉は届かなかったのか
第7章 苛烈な“菅おろし”
第8章 最後の10日間

単行本 『孤独の宰相 菅義偉とは何者だったのか』2021年12月 文藝春秋刊
文庫版 2025年4月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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Posted by ブクログ

長期に渡り菅官房長官そして菅総理に密着し、何が起きていたのかをつまびらかにしたノンフィクションで、自分が感じていた当時の印象を覆すものだった。
菅さんは何を言っているか分からない、伝わってこないという認識にはちゃんと理由があった。何を考えているか分からないと思わせてしまう原因はちゃんとあったのだ。
政治に興味を持つ程度には大人になったからこそ興味深く読めたわけだが、政治の世界だけでなく企業でも起きていることだと感じた。
複数の人間が存在するなかで、政治は起こる。

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2025年05月02日

Posted by ブクログ

菅氏はあのタイミングで総理大臣になるべき最良の人物であったと思うし、ああいうタイミング以外では総理大臣にはなれない(ならない)人物だとも思う。

なれないのはナンバー2の素質であり、ならないのは世襲大好き国民の多い日本に生まれた宿命であると考える。

それにしても番記者というのは十年一日な行動原則なんだな、と。菅義偉を田中角栄にしても、何なら原敬にしても案外違和感がなかったりして。

田村書店天下茶屋店にて購入。

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2025年06月08日

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