あらすじ
〈まだあげ初めし前髪の/林檎のもとに見えしとき/前にさしたる花櫛の/花ある君と思ひけり(初恋)〉〈とほきわかれにたえかねて/このたかどのにのぼるかな(高楼)〉他に『千曲川旅情の歌』『椰子の実』等々、青春の日の抒情と詠嘆を、清新で香り高い調べにのせ、一読忘れがたい印象を残す近代浪漫詩の精華。本書をひもとくことは、在りし日の青春と邂逅することにほかならない。(解説・伊藤信吉)
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Posted by ブクログ
藤村詩集
(和書)2011年04月15日 22:46
1968 新潮社 島崎 藤村
詩というのはいいなとこのごろ思う。詩を少しもたらすことができたら素晴らしいだろう。気負わず読める。結晶を楽しむことができる。素晴らしい体験となるだろうと思う。
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昔、母が「朝」の一節「諸羽うちふる鶏は 咽喉の笛を吹き鳴らし けふの命の戦闘の よそほひせよと叫ぶかな」というところを手紙に書いて贈ってくれた。
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藤村詩集にインスピレーションを受けたのでポエム書きます
「いつか新生の歌」
実りの秋は白昼夢
凍てつく冬は夜の夢
秋に夢見た少年少女は
冬に身体を寄せ合って
若葉の春を待つのです
凍えて死ぬ子の亡骸は
雪解け涙にさらわれて
山のむこうの海のはて
まだ見ぬ夢のかげろうさ
おわり