あらすじ
「安易な決断」も「決断に躊躇すること」も、どちらも失敗に至る道……。それと知りつつもなぜ、私たちは決断を誤るのでしょうか?それは「決めることに慣れていないからだ」と著者は指摘しています。そして、「決断することを決断する」ことが大切だと。本書は、決断のプロセスを9つに分解、「見える化」しながら解説。また、人物や企業の例を多数挙げながら、「現場」で使えるスキル&マインドを紹介しています。●三代目社長が会社を潰す!?●明智光秀に欠けていたもの●「あなたには任せられない」と人が思うとき●もしも、ユニクロの社員が迷ったら……●任天堂は、まず一手打つ●カルロス・ゴーン氏の「約束」●日本人を挑発したスパイ・ゾルゲ●何もしないことがリスクになるビジネスを成功に導くのは、「決断し、決断させる力」です。コンサルタントが日々実践している「決断」の要諦を余すところなく披露した1冊。
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Posted by ブクログ
とにかくコンサルタントとして必要なことはなにか考えています。
同じ系列の本をまとめ読みすれば、すこしは身につくかなと。
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未来への一歩を踏み出す
・自分の頭で考え、仮説化し、検証し、そして決断した数がものをいう。
・判断までは後戻りできるが、決断したら後戻りはできない。
■決断のフレーム(略式)
①判断材料の収集
②判断軸の設定-何を軸に?収益性?安定性?価値観?
③判断-判断できない人は決断できない
④決定・決断-もう後戻りできない
⑤実行-リスクマネジメントを含めた実行を(撤退戦も)
can(できる)とWill(したい)を尊重して、must(すべき)を考える
→すべき、できる、したいの三つが揃い初めて自らやる気になる。
自分で決断を下すのと同じくらいの当事者意識を以って判断と提案ができないと
相手に決断させることはできない。
■決断するために
・明確な判断を行い、リスクを把握できれば、決断できる
・リスクマネジメントを怠れば、画竜点睛を欠く
・決断とは、点ではなく、判断材料の収集から、リスクマネジメントまでの一連のプロセス
・判断力なくして、決断力なし
■判断軸
3C分析
4P分析
SWOT分析
ポジションニング分析
PPM分析
自分の価値観や思いが明確でなければ、フレームワークは役立たない。
判断軸で迷ったときは、原点に戻れば良い。
→原点、座右の銘、ビジョンはあるか
※我が信条、座右の銘を考える!!
何をしたいのか、どうありたいのか(What)を決めたうえで、
方法論・戦略(How)を考えるべき。
判断軸があれば、リスクも明確になる。
悩まずに行動する。その結果見えてくるものがある。
無駄に思える「想像」「空想」を繰り返すことで、判断力は鍛えられる。
覚悟、気迫を伴ってこその決断である。
■直感力
強烈なロジカルシンキング
→情報収集、整理する軸の早さ、鋭い分析、価値あるコンセプト
周りを巻き込む説得、納得感が「直観」として昇華する。
直観力とは、論理的な手続きを踏まずに、本質を掴む力
ロジカルシンキングを超えた本質に迫る判断力は、直観力となる。
■本質に迫る
A00→目標、目的(コストダウンのその先に何があるか)
「A00」は何か、自分に常に問いかけよう。
「目的&目標」「初心」は何度でも確認すべし。
目的は一つだが、それを達成する方法をは常に変化する。
ゴールに至るまでの大まかなイメージは抱きながらも
その都度自分が置かれている局面を的確に判断し、都度決断する。
■実行力
周りをまきこみ、動かす力、それが実行力だ。
相手軸に立ったスタンスで仕事、プロジェクトの「通」になれ
「誰に向けて、何を届けたいのか」を意識する。例えば日報。
相手軸に立って「想い」と「想い」をつなげれば、現場は動く。
リスクを定義する
→考えられるリスクをすべて洗い出す。
発生確率と被害→対策
■決断のフレーム(略式)
①前提の確認
②目的&目標化
③課題の体系化
④選択肢の設定
⑤判断軸お設定
⑥判断
⑦決断
⑧実行
⑨リスクマネジメント
決断力の本質は、決断プロセスの推進力にあり!!
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野口吉昭氏のコンサルティング本を2冊読んでみて、この人の本は分かりやすいと納得した。
コンサルタントとして決断するために、それまでの準備過程が必要であるということ。
実践あるのみ。
Posted by ブクログ
コンサルタントにとっての決断力は、決断する力だけでなくクライアントに決断させる力でもある。まずは決断することを決断してもらうことが必要で、そのためには決断をその点ではなく線(一連のプロセス)として捉え、判断材料を冷静に整理することが需要。
Posted by ブクログ
『コンサルタントの「決断力」』
決断力を持つために一番最初に必要なのは「主体性」だ。そして、自分が決断したことに自分が「責任」を取るという意識が大切。
まさに「決めることを決めること」
また、決断するには、優れた判断力(優れた判断軸と、優れた判断材料収集力)がなければならない。決断の本質は、決断そのものよりも決断にいたる決断プロセスにある。
〈決断までの9つのプロセス〉
①前提の確認
→自分が直面してる問題は何か
②目的&目標化
→自分はどうしたいか、どうなりたいか
③課題の体系化
→収集した情報をもとに浮かび上がる課題を整理する。
④選択肢の設定
→選びうる選択肢を明確化
⑤判断軸の設定
→選択肢を選ぶ上での基準を明確にする
⑥判断
→よりよい選択肢を選ぶ
⑦決断
→判断したことをもとに行動を起こすことを決める。
⑧実行
⑨リスクマネジメント
Posted by ブクログ
・「決断力」のなかには相手に決断させる力も含まれる。
・人はmust(すべき)can(できる)will(したい)がそろったときに初めて行動する。
すべきを相手に押し付けるよりも、できること、したいことを読み取ることの方が、相手にとって受け入れやすい。ひいては自分に置き換えても、できること、したいことを重要視した方が行動に移しやすい。
Posted by ブクログ
「決断」
よく考えれば 日々の生活のなかで、決断を求められています。
改めて プロセスを考えさせられました。
仕事に生かすならば
・誰に向けて
・何を届けるのか
そもそも 任せてもらえるための
安心感
納得感
共感 を得られるのか
まずは 自分のスタイルを見つめていたいと思いました。