あらすじ
バツイチ×超鈍感男の不本意な同居開始!? 恋を自覚しても、想いを伝えるには近すぎて…。
元夫に浮気されバツイチになった琴莉。両親留守中の実家に戻ると、隣家の不愛想な幼馴染・孝太郎と鉢合わせる。ある日、琴莉宅が空き巣被害にあったことで、彼と不本意な同居開始!? ストレートな物言いの彼は苦手だったけど…。うわべだけの優しさだった元夫とは違い、嘘も計算もない孝太郎の優しさに心が癒えていく琴莉。しかし惹かれる想いとは裏腹に、この関係を壊すのが怖くなって…。
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Posted by ブクログ
離婚をきっかけに実家へ戻ってきたヒロインと、かつての幼なじみとの再会から始まる物語。
かつては気の合う友人同士だったのに、再会した今はお互いにぎこちなく距離を取ってしまう――そんな大人ならではの不器用さと、素直になれない心の揺れが丁寧に描かれています。
ヒロインは過去の結婚で深く傷ついたことで、自分の弱さを見せることに臆病になっている。
一方のヒーローも、ぶっきらぼうな態度の裏でずっと彼女を想っていて、寄り添いたいのに上手く言葉にできない。
そんな二人が同居という形で再び一緒に暮らすことで、少しずつ心の距離を取り戻していく過程がとても温かく、優しく胸に沁みました。
会話の一つひとつに長年の関係性が滲んでいて、「昔に戻れるわけじゃないけど、また一緒に歩けるかもしれない」という静かな希望が感じられます。
派手な展開はないけれど、その分、**“心が近づいていく瞬間”**の描写が本当に美しく、何気ない日常の中の優しさが際立つ一冊でした。
白石先生らしい、柔らかくて現実味のある筆致で、大人の恋の再生を繊細に描いた良作。
読むほどにじんわりと温かく、ラストには思わず笑みがこぼれる――そんな物語です☕
面白かった
孝太郎の琴莉に対する気持ちが分からないあたり最高に笑えました。又、相手を怒らす言葉の表現方法が残念でした。
作者さん買い
さすが、さよ様…作者さん買いです。
素敵な作品でした。
離婚して実家へ帰ってきたヒロインと幼なじみのラブストーリーです。
元旦那にも、元旦那の不倫相手や幼なじみの元カノにもイライラしましたが、幸せになって良かった
白石先生は間違いない!
一気読みした後はじわじわ余韻を楽しむのが常ですが、気が付いたら2周目突入していました。
幼馴染みの、ヒロイン以外眼中にないという態度がとても良かったです。
やられたらやり返すではないけれど、最終的にちゃんと辻褄が合うのが白石先生の作品です。