あらすじ
コンサルティング業界は、東大・京大をはじめとする学生の「人気の就職先」としてだけでなく、様々なビジネス経験を積みたい社会人の「転職先」としても注目されています。
そんなコンサルティング業界のリアルについて、本書では「A.T. カーニー」「BCG」出身の現役コンサルタントが書き下ろしにより、「わかりやすく・おもしろく」解説しています。
・コンサルティングは中国戦国時代から存在した?
・経営コンサルティングはいつ誕生したのか?
・「戦略をコンサルする」とはどういうことか?
・アクセンチュアの歴史
・戦略プロジェクトはどのように始まるのか?
・なぜコンサルタントはカタカナ言葉を使うのか
・総合商社、広告代理店もコンサル化する?
・麻薬問題にもコンサルが関わっている?
・複線化するキャリアパス
・コンサルティングとAIは共存できるのか?
就職を控える学生から、プロフェッショナルとして活躍したい方まで、気になる箇所からぜひ読み進めてみてください。
また、コンサルティング業界に就職したい方にとっては、「業界研究」にも役立つこと間違いなしです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
コンサルティング業界全体の過去の流れや、今後の見通しをわかりやすく書いている。
やや戦略コンサルに特化した記載もあるが、入門編としてはわかりやすい
Posted by ブクログ
コンサル業界についてのあらましについて書かれた一冊。
求められるスキルの項目は、一般のビジネスマンにも通じる内容。
今の社会はどの業種も多かれ少なかれ、コンサル会社が関わっていることがほとんどのため、企業の経済活動を理解する助けになると感じた。
コンサル業界については勿論、アジア甲子園なるプロジェクトがあることは知らなかったため、シンプルに学びになった。
Posted by ブクログ
【書籍の要旨】
コンサルティングビジネスの歴史から
執筆時点の業界マップ、コンサルタントの
何がすごいのか?をまとめてくれている。
特に歴史について知れたのは大きな学びとなった。
【主なトピックと学びになったこと】
・グレイヘア・コンサルティング
経験豊富な老紳士によるアドバイスのこと。
・パートナー・レバレッジ
ファームの経営陣(パートナー)の数に対し、
それ以下のメンバーの比率がどれくらいかを示す指標。
戦略ファームの場合:5~10
総合ファームの場合:10~30
比率が大きいほうが、
定型化された仕事の割合が多い
となり、効率的に稼げていることにもなる。
・ファームの1人当たり売上高
アクセンチュア・・・約1,300万円
デロイト・・・約2,100万円
マッキンゼー・・・約5,000万円
・アクセンチュアの強み
戦略、マーケティング、業務・オペレーション
システムインフラだけでなく、アウトソーシングまで
担っているところが他ファームよりも強みとなっている。
また、下流を担っているがゆえに1人当たりの売上高も
他ファームより低くなる。
・戦略プロジェクトが始まるタイミング
①非常事態
②オーナーチェンジ
③プロ経営者
④経営伴走
・MECEを活用する際のポイント
①分割する単位
②分割する軸
③順番(なんの軸から切るべきか?)
・プレゼン設計時におけるポイント
①ゴールの設定
②現状把握
③ゲームプランの組み立て
④サポート資料
※②から①に向かうために、
どんな段取り(③)で進めていくのが良いか、
を④を活用しながらプレゼンする。
Posted by ブクログ
最初の方に書かれているコンサルファームの廃統合や歴史はあまり興味は持てなかったが勉強にはなった。最近では三菱商事のような商社でもコンサル部門ができているというのは知らなかった。
最も勉強になったのは、第5章。
結論、今後の時代はAIxコンサルが最強なのでは?
・戦略コンサルの始まり方は、「非常事態」「オーナーチェンジ」「経営伴走」の3パターン
・プロジェクトの設計はまず「タスクの設計」から。検討アプローチをマネージャーが具体的な作業に落とし込む。プロジェクトには期間があるのでボトムアップで作業をすると成果にたどり着けない。常に仮説を持ちながらトップダウンで作業する必要がある。次はミーティングの設計。月次のステアリングコミッティ(クライアントの経営陣も参加)や週次のワーキンググループ(クライアントのプロジェクトメンバーと議論)。最後は働き方の設計。各メンバとの1on1では、各メンバーの好きなこと得意なことを考慮しながらモチベーションを維持させる。一方でコンサルティングプロジェクトは個人プレーではなくチームプレーなので、各メンバーの働きやすさを考慮しながらメンバー同士の相性や連携、様々な要素のバランスをとりつつ全体最適を目指す。
・プロジェクトが炎上するパターンで多いのが、マネージャー以下のメンバーがクライアントの現場メンバーと密に議論を重ねるうちに視座が下がってしまい、CXO向けの提言になっていないケース。そうならないために鳥の目・虫の目を切り替える。
・プロジェクトが一区切りつくころには専門知識がついている。その学びを業界xテーマ別に整理してナレッジとして組織に蓄積する。ただしクライアント固有の情報は守秘義務があるので広く共有することができない。そのため「サニタイズ」と呼ばれるプロセスを経て、個別具体の情報を抽象化しノウハウを格納する。
・昨今は「VUCAの時代」Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)。つまり先の読めない時代。世の中の変化のスピードが早くなるにつれて、「事業や会社の寿命」が「会社人生の寿命」よりも短くなるので、会社側は同じ人材を「固定費」として抱え続けることが難しくなるので終身雇用制は崩壊する。時代の変化に柔軟に対応するために人材を「変動費」化した企業は、かつては内製化していた仕事の一部を外部に委託するようになりコンサルが受け皿になる。要するに、変化のあるところには常にコンサルティング需要が発生する。テクノロジーの進化が加速するのに同調してコンサルティング市場が拡大していくのは構造的な変化。
・コンサルティング案件とフリーコンサルタントをつなぐ仲介会社が登場し市場が整備されてきたので、フリーコンサルタントが働きやすくなっている。大手コンサルティングファームで数年以上の経験を積んでコンサルティングの基礎的なスキルを習得していることが独立の前提条件になる。
Posted by ブクログ
AIが台頭してきて果たしてどうなることか。
業界売り上げは落ちると考えたほうが良い。質の低いコンサルやジュニアコンサルは駆逐されちゃうかもなぁ。ここ10年くらいはコンサルティング業界は落ちるのではないかなぁ。20年後にはここ10年の建設業界っぽく、オジサンおじいさんしかいない斜陽産業になる、、のか?(逆に建設業界は盛り上がりそう)