【感想・ネタバレ】東京大学物語 1のレビュー

あらすじ

秀才・村上直樹は、東京大学を目指して猛勉強の日々を過ごしていた。ある日、悪友の佐野に連れられ、テニスの試合を見に行くが、そこで試合にでていた、同学年の水野遥に一目惚れしてしまう。遥に一目惚れしてから一週間。村上は毎朝、遥を待ち伏せすることに。ある日、遥に挨拶をされ、狼狽した村上が返した言葉は、「オレと、つきあってください」だった!突然の告白に、遥は…?偏差値81のラブコメディ!!

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Posted by ブクログ

コミカルな中にも現代教育への鋭い指摘があり、主人公みたく学歴主義や大企業主義に毒された人には良い本かも
以下適当な感想

①考える力
学歴主義に毒された東大生の主人公が、子どもに"勉強"を教えることを止める彼女の秀逸な指摘が、「受験が目的化して、知的好奇心を失ったら浅くて薄っぺらな人間になる」
大手企業、高学歴など限定的な枠組みの中で奴隷のように思考停止して目的なく勉強しても「考える」能力は身につかない
②価値観
ヒロイン遥の価値観が逞しい。どんな辛いことがあっても「タルー」という合言葉で人生生きてるだけで十分幸せ、ポジティブに捉えて改善する。自炊(給食隠されたため)や手品(仲間に入るため)を覚えたのも改善のためで、課題発見、解決能力が非常に高く、しかもそのプロセスをポジティブにできるところがすごい

③育児論
子どもは勝手に育つ。押し付けても伝わらないので、伝えたいことは体現して背中で見せる。何より親が人生楽しんで生きる

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2019年04月16日

Posted by ブクログ

高3の冬、このマンガを読んで今までの価値観が見事に崩壊した。
最終話に至るまで、何度心が痛く苦しくなったことか。しかしそれが全部意味のあることだったんだ!と、わかるようになるのは二回目以降。
読めば読むほど深い。
抵抗のある人はあるかもしれないけど、おすすめ。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

村上直樹のすべての妄想は、すべてここから始まった。
 
まだまだ、純粋な村上。
不純だがいろいろと共感してしまうことがある。

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2012年10月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

壮大な妄想変態漫画。Hは楽しく読ませていただきました。遥ちゃんは天然で村上君には凶器。村上君がホント最低ででも何か可哀想なのでほっとけないです。後半訳わかんない事になるのは江川ワールドの基本なのでアリです。

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2012年01月05日

Posted by ブクログ

主人公はスポーツ万能、秀才の東大合格を約束された高校生。
ある日、水野遥という女性に出会い、彼の人生は大きく変わっていく。

なぜ東京大学に入るのだろうか?
東京大学に入るということは、官僚、法曹への道を目指すということである(この漫画にあるように文Ⅰの場合)。
官僚や法曹になるということは、最も社会のルールに縛られている社会の奴隷ではないか?

誰かが意図して作成したテスト、資格試験。
これに合格する為に勉学に励んでも、結局は社会のルールの中で踊っている。
そんなこと感じた作品でした。

作者はあとがきに学べば学ぶほど、人の妄想は決まった妄想に支配されるようになり、幅広い妄想ができなくなるというようなことを書いている。
つらい現実は認めつつも、常に考えて何かを創造できる人間になっていきたい。

最後のオチはまぁね。笑 
後半にいくにつれて(いやほとんど全巻?)エロ本と同レベルの描写がかなり多いので、それを踏まえて読んでください。

遥が「今、こうして過ごしている日々もいつか忘れていってしまうのかなぁ」
みたいなことを言ってたのだが、そのセリフが心に残った。
全34巻。

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2011年01月04日

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