あらすじ
“真珠”――夜ごと繰り返される禁忌にお前の身体が示す愉悦。身も心も総てお前を囚えたつもりだた。けれどこの心の中の甘い疼きも、身体に灯る快楽も、嫉妬という名のどす黒い感情さえもが、今ではお前への愛の証。それでもまだ、お前は気づかない。その足元に跪く程、強く囚われた我が想いに。
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Posted by ブクログ
ちょっと展開がおもしろくなってきました。
紫蓮のことを好きだけど、自分は人形の代わりだからと悩む真珠と、年齢差を考えて真珠を遠ざけようとはするけど、やっぱり真珠を求めてしまう紫蓮。二人の心の葛藤は、嫌がる真珠を無理遣り抱いてしまう紫蓮の行動に表れているように思えます。
そこに真珠の育ての親が登場。
過去の回想シーンでは、かなり嫌な女になってましたけど、最後亡くなるシーンでは、血のつながらない子を拾って育てているいい人になってました。
けど、そんなに愛しく思っているなら、なんで奴隷として売ったんだろうっていう疑問も出てくるし、再度引き取った真珠をまた売ろうとしたんだろうっていう疑問も出てくるんですけど・・・。