【感想・ネタバレ】チハヤリスタート! 1巻のレビュー

あらすじ

【電子版限定!おまけページあり】足が速いことだけが取り柄の女・桜坂千早。中学で永遠のライバル、小清水澪と出会うことで陸上の世界に飛び込んだチハヤは、別々の高校に進学したミオと、インターハイで戦うことを約束するのだが…。今を生きる全ての人に贈る再生の物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

アプリで無料公開されていた第1話を読み、衝撃を受けて、気づけば最新話まで追っていた。その後単行本第1巻が刊行されたので迷わず購入。すでに何回も読み返している。
コロナで全国の学校が一斉休校になったとき、自分は高校1年を終える頃だった。2年の6月頃に分散登校が始まった(と記憶している)が、かつての日常はなくなり、さまざまなものが中止やら制限やらされるように。当然、海外への修学旅行もなくなったし、文化祭や体育祭も中止に。昼食も自分の席で黙食だし、隣の席の人とも机を離していた。
ただ、この漫画を読んで、スポーツなどに青春を賭けていた人はどんな思いだったんだろう、と改めて考えさせられた。自分自身も辛かったけど、甲子園やインターハイが中止になったことで全部がめちゃくちゃになってしまった人がどれだけいたんだろう。一個上の世代は特にダメージが大きかっただろうな、と思わずにはいられなかった。
第2話で澪が言うように、みんなそれぞれが現実を受け入れて、受け入れられなくても「仕方がない」「みんな同じ」と飲み込まなければならなかったし、それに対してチハヤが言うように「正論なんかじゃ救えない」というのも同じくらい事実。本当に胸が苦しくなる。楽しみにしていたイベントが中止になり、貴重な高校生活の大半がコロナで埋め尽くされても、中止を判断した大人に文句を言うことはできないし、かといって黙って受け入れられるほど理不尽に慣れているわけでもなかったな。澪のように受け入れて前を向ける人もいれば、チハヤのようにあの頃に取り残されてしまった人もいる。単にチハヤが悪いとか弱いとかではなく、これはもう本当に仕方がないというか、どうしようもないことだと思う。
『チハヤリスタート!』はまだあまり話題になってないみたいだが、これは絶対にいずれ注目を浴びる漫画だと思う。第2巻の刊行も近いとのことなので楽しみ。

2
2025年05月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新型コロナによる挫折、という現代をテーマにした導入に試し読みで惹かれ電子書籍で購入。
1巻時点でこの先の展開が気になってしょうがない作品。
今までにない鮮やかな水彩調を感じられる美しい絵柄で、あまりこのような作品ジャンルを読まない人にも入りやすいと思う。
早速次巻を読みに行きます。

0
2025年11月05日

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