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Posted by ブクログ 2011年08月03日
作者本人も説明している通り、この漫画は様々なジャンルの『ごった煮』です。
超能力者同士のバトル者だったり、時には政治ものだったり、ミステリーやサスペンスのようであったり。
梶君という強烈なキャラクターのために読む価値はあると思います。
前作、OMEGA TRIBEと実質的に一つの物語になっていて、
OMEGA TRIBEが前編、OMEGA TRIBE KINGDOMが後編という位置づけなので、
まずOMEGA TRIBEから読み始めたほうがいいです。
Posted by ブクログ 2016年10月11日
あとがきにもあるけど、村上龍の「愛と幻想のファシズム」を意識したところが多く、男のロマンが全開。テロとパンクとSFと、色々ごちゃまぜ。弱々しい引きこもりが異種生命体と出会いカリスマ指導者に変身。ベタだけど、嫌いじゃないぜそういうの。鳥肌実のそっくりさんである暴走族の梶くん(くんをつけるのが本場っぽい...続きを読む)が、中卒で首相になっちゃうのもウケる。その梶くんが死に際に「同じ時代に生きてた」と、敵味方全てを受け入れるようなモノローグをする。初めて読んだときは、それに「どうして敵を許すんだよ」ってむかついて… でも大好きだ。