あらすじ
「え、こんなことで人生終わり!?」大切な人を突然失わないために知っておきたい高齢者の「まさか」の死因について。パンで死ぬ/トイレできばって死ぬ/エアコンで死ぬ/性行為で死ぬ/薬の包装シートで死にかける/急に怒って死ぬ/田んぼを見に行って死ぬ/葬儀場で死ぬ/熱いお茶を飲んで死ぬ……高齢者の日常には、突然死の危険がたくさん潜んでいます。本書では、5000体以上を検死・解剖してきた「死因のプロ」が49の事故例を紹介し、なぜ死に至ってしまうのか、どうしたらそのような危険を回避できるか、を解き明かしていきます。死の危険は、知っていれば避けられる可能性は高くなる。「まさか、こんなことで」死なないために――最期はやっぱり、老いで逝くために――この本は、大切な命を救う本です。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
パンで死ぬ、熱いお茶で死ぬ、くしゃみで死ぬ…「そんなことで?」と疑いたくなる死因を法医学の目線で解説。なるほどと思わせる内容で興味深い。「葬儀場で死ぬ」はミステリーのトリックかと思った。高齢者だけでなく誰もが注意しなくてはならないケースもある。
Posted by ブクログ
死が身近になってきたお年頃。
好奇心をくすぐるタイトルに惹かれ購入。
えっこんなことでという事例だけではなく、何故それが起こるのか紐解き、予防法まで提案してくれる親切設計。勘違いしてたこともあって知識を塗り替えることもでき、ちょっとした事が命取りになると(特に高齢者)叩き込まれました。特に山菜採りで死ぬでの「そもそも食べきれないほどの山菜を採らない」に笑ってしまった。項目ごとに区切られてるので、隙間時間に読めるのも良い。
Posted by ブクログ
人生で死を迎えるのはただ一度。
なのに、まさかこんなことで死ぬことになるとは。
法医学者が語る、まさかの事例49と医学的事象を解説。
その予防策についても語る。
・はじめに
1章 日常生活に潜む死の危険 2章 家庭内に潜む死の危険
3章 外出先に潜む死の危険 4章 レジャーに潜む死の危険
5章 人はなぜ老いて、死ぬのか
・おわりに
それらは主に65歳以上の高齢者の事例。
パン、お風呂、性行為、こたつ、エアコン(夏に暖房)、
薬の包装シート、ペット、ゴミ屋敷、くしゃみ、蚊、
徘徊、ジョギング、カラオケ、庭いじり、サウナ・・・etc。
ごく普通の日常に潜んでいる、死の原因。これが現実。
老化が如何に多くの死を引き起こすと考えると、
ゾッとしてきます。これは心して生きていかなくちゃ。
でも、食中毒や熱中症、頭をぶつける、つまずくのように
他の年代の人にも起こりうることも、潜んでいますね。
葬儀場の死がドライアイスとは、盲点でした。
Posted by ブクログ
どんなことでも、高齢者にとっては、また若い人であってもうっかり気を抜いたりすると死んでしまう可能性があるんだなと思いました。はじめに知っておくことで防げることもあると思うので、多くの人が何がどんな危険性があるのか知るためにも読んでほしい本だと思いました。
Posted by ブクログ
こちらも「さらばのこの本ダレが書いとんねん!」で紹介されていたので拝読。法医学者の著者が、半分冗談のような死因、日常に潜む罠のような危険を解説。高齢になると死因さえも非常識になっていくことを実感。「受診する病院を間違えて死ぬ」(心筋梗塞)は、実体験もあり深く納得。心筋梗塞は心臓とは全然違う部位に違和感や痛みがくるので、本当に注意が必要。私の場合も左肩と左腕の付け根部分の痛みが結局血栓による心筋梗塞だったことがあったので、上半身の左側の痛みは本当に注意しないといかん。。
Posted by ブクログ
歳取ったら何事も気をつけろってこと。
ちょっとした不注意が命取りになってしまう。
中にはミステリーもので使えそうなネタもあるくらい、そんなバカなというものもあるが現実なのよね。くわばら
Posted by ブクログ
今までに5000体の遺体を解剖して死因を突き止めた法医学者が書かれた本。
今まで、お風呂でのヒートショックというと、血圧の低下により、バタンと倒れてしまうと思っていたら、そうではなかった。浴槽に浸かっている時に、血圧の低下で意識朦朧として溺死してしまうそうだ。くれぐれも、長風呂、飲酒をしての風呂には気をつけたい。