あらすじ
お飾りの王妃として生きてきたイヴェットは、夫を殺した隣国の王・コンラートに再婚を強要され、湖畔の城に幽閉されてしまう。
両親の仇でもあるコンラートとは死んでも結婚したくないイヴェットは、結婚準備で賑わう城の中で逃亡の機会を窺っていた。
そんなある夜、美貌の修道士・エンツォが現れ、「北の皇帝の命令で、あなたを迎えに来た」と告げる。
皇帝もまた、イヴェットが持つ二つの王位を狙っているのだろう――。
それでも、コンラートの手に落ちるよりはと、イヴェットはエンツォに従い城を脱出する。
追手をかわしながらの逃避行の道中、エンツォは「皇帝のものになる覚悟をしておけ」と言いながらも、イヴェットに熱く愛を囁いてきて……。
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フェレット飼いたくなります
王家の血筋ゆえに親を殺され、囚われた姫。かつての婚約者で、彼女を助けられなかったヒーローが、今は皇帝となっているにも関わらず単身助けに行く。その逃亡の7日間を描いた作品です。まるで映画を観るようにワクワクしました。TLとなっていますが、冒険譚が好きなら、食わず嫌いせずに読んで欲しいです。
匿名
最近流行りの物語の内容を全て語ってしまうタイトルがもったいない。
タイトルを裏切る重厚な語り口で語られる、美貌の修道士とお姫様の逃亡劇。
ドキドキワクワクして一気に読みました。面白かった。
お姫様の冒険譚
2国の王位を持つって可能なんですね…か弱い姫なら重責に負けて、言われるまま、流されるまま結婚しちゃったとしてもしょうがない。けれど、反旗を翻す。逃亡するという選択肢をちゃんと持っていて、行使する。かっこいいお姫様の冒険譚でした。
あの、エンツォ…キャラ立ち過ぎて面白かった。二十代半ばから後半って書いてあったけど、どうしても、十代後半から二十代前半の青年に見えてしまうぅ
あと、ユーモア溢れるストーリー描写。敵も本気出す逃亡5日目、江戸っ子がでてきた!(笑) 遊び人風エンツォ「〜でやんす」検問の内容教えてくれる人も野次馬江戸っ子風
イノケンティウス七世も、大活躍で!『ロミオの青い空』がよぎりました。
フェレットって賢いんだね。
更に賢者のあの人…「効くに決まってる。…はず。たぶん。」賢者っぽくない自信のなさ発見に力抜けました(笑)
ローマ帝国時代の歴史には全く興味なかったんですが、このお話は、世界観だけ借りて…という中途半端なものではなくて、ちゃんと作者の歴史的な知識があるのが垣間見えて、読み応えばっちりでした☆