あらすじ
学校では教えてくれない激動の世界史! ヤルタ会談からベルリンの壁、ベトナム戦争、ソ連解体、9.11からイラク戦争、オバマの誕生まで。知っておきたい激動の20世紀から21世紀の世界史を絵と文でわかりやすく解説。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
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Posted by ブクログ
現在の国際情勢を冷戦まで遡って、批判的な目線で分かりやすく解説している。
なぜテロが起こっているのか過去の歴史から紐解くことができる。
ブッシュは本当に災いを世界中にバラまいたとんでもない奴だ。罰せられるべきではないか?
日本の憲法九条改正もこれで断固拒否しなければならないことがハッキリした。なぜなら軍事費は国民一人ひとりの負担なんだから。軍事費ではなく教育費に使われるべきだ
Posted by ブクログ
”勉強本”とカテゴライズするにはちょっとおこがましいですが
パレスチナ問題同様、ごちゃごちゃっとした現代史が
さくっとまとめられていて良いです。しかも現代史はアメリカの動きをわかっとかなきゃ全くついていけないのだけれども
そこも著者のユーモアあるイラスト&皮肉たっぷりの解説つきで
スラスラスラ~っと読めました。
これを頭にたたきこんで、どうアウトプットするかだよな~
自分の知識として入れることは簡単だけど、これを人に伝えるのは難しい。
この本みたいにわかりやすく説明できるようになりたいな~
Posted by ブクログ
まんが…は、あまり出てきません。
戦争と軍需産業という切り口から近代の戦争を見ていくと、とっても解り易いんだ…ってことが解る本。
ただ、登場人物になって各国のことを話す少年たちが、
本当に、こんなに内情が解ってたら、こんな悲劇は起きないのだろうな…と、
逆にちょっと考えさせられた。
Posted by ブクログ
一コマ漫画と対話形式のストーリーで現代史が理解できる好著。戦争を伝えるメディアが今の原発事故報道と相似なのが、まさに現代の問題だとわかります。
この現代史と大震災国際漫画展をリンクした企画を、作者である山井教雄さんが住む弘前で実現させます。
Posted by ブクログ
私みたいな無学の人間にはとてもありがたい本。
学校で教えたがらない現代社会を、風刺画を見ながら学べる形式。
世界の見方は色々あるけど、ベースがない事には何もわからない。まずはここから入っていいと思う。そして自分なりの見方を探せばいい。
全ての戦争が不毛であることを示すのに、君も僕も切ない恋愛も危険をかいくぐる英雄も要らない。
いい本だと思う。
Posted by ブクログ
・アメリカは軍需産業に経済を支えられている州が多く戦争しないと不景気になる構造
・冷戦が長く続き長期にわたり武器を持ち続けないといけなかったことが原因
・一国主義、大義がなくてもアメリカの敵の敵に武器や金を大量に流す→武器を得た勢力はその後大義ないアメリカのやり方に反発することになりアメリカにもらった武器でアメリカに対抗する→アメリカはテロと戦うと言ってさらに対抗する、、同じパターンを繰り返している。大統領の任期4年ごと、8年ごとでしか政策を考えられていないため
・基本的に戦争は侵略した側が勝つことはほとんどない。目的達成されることもほとんどない。反米感情等が一般市民に根付いたら一般市民がゲリラになる、そうすると泥沼化長期化避けられず難しい
・日本はアメリカの成功体験。戦争で勝ってアメリカ主導で国を再建→経済復興して立派なアメリカの子分に成長。同じパターンにしたいがうまくいかない
・ブッシュ無能、オバマは良心
・戦争で降伏させてもその後の復興は難しい。施設や農地が壊され地雷だらけの土地が残された中での復興は困難。不満がたまりまた争いになる。長期でみた教育をつづけるしかない。
・国民が戦争に賛成するようなメディア戦略(テレビ映像のヤラセ・演出など)がなされている。最先端の武器でも命中率意外と低い=一般市民への被害避けられない
★現代史に疎く難しい部分もあったが、アメリカがなぜ戦争し続けるのかの構造が特に興味深かった。ウクライナ情勢のこともあり防衛費増額もある程度はやむを得ないかとも考えていたが改めて戦争はよくないと考えられたので今のタイミングで読めて良かった。ロシアや中国に対する不安が大きくなり各国が保守に向かいつつあることが怖く感じる。
メモ
2000年前にパレスチナに住んでいたユダヤ人が迫害され離散(比較的自由なアメリカへ多く亡命、金融業等で地位高め民主にも共和にも政権へ大きな影響力をもつ、ユダヤロビー)、その後アラブ人が住むようになる。ユダヤ人は迫害されてきた歴史もあり(イエスを処刑したのはユダヤ人ということもありキリスト教側から迫害、特にドイツ)迫害されない自分たちの国を建国したいとして国連も承認、イスラエル建国(当時は国際的な被害者の立場)。しかしずっと住んできたアラブ人はそれに反発。アラブ人=イスラム教徒勢とユダヤ人(アメリカ支援)の構図。
またいつか迫害されるかわからない自分の国を守るそのためには大きな犠牲も厭わない(アメリカ供与の武器もたくさんある)イスラエルと自分たちの住んでいた地域を追われ自治区も実効支配されてしまって取り返したいパレスチナ。今はイスラエルの方が軍事力が圧倒的に上で自治区も勝手に支配するのでイスラエルは加害者側になってきてる(でもアメリカは擁護しつづけてるしものすごい金と兵器を供与しまくり)。
今はパレスチナは分裂していて一枚岩になれていない。ガザ地区を実効支配するハマス(パレスチナ解放派)とヨルダン川西岸を支配するファタハ(和平派)。
アメリカはユダヤロビーで民主も共和もイスラエル寄り。共和のほうが強硬派。特に福音派と呼ばれるキリスト教原理主義派はイエスキリストの再来までエルサレムを守りたい意志がつよい=イスラエル派。
エルサレムはキリスト教ユダヤ教イスラム教の聖地でありどの国にも属さないという国際ルールにしてたのにトランプがアメリカ大使館を置いたり。(=イスラエルのものとみなしてるということ)
イギリスの三枚舌外交で混乱強まった経緯
Posted by ブクログ
歴史が非常によくわかった。
日本にいると戦争のない平和な社会にどっぷりつかっているが世界を見ると結局世界は昔からなにも変わっていないなというか人間ってひとりひとりは違っても集団になったときにはなんでこうなるんだろうかと。
もはや生き残るためには善悪ではなくいかに情勢を読んで手を打つかだなぁと。
他にかけるすべてのことを世界の人口の増加問題や環境問題に注がないとほんとに先が見えていて。
キーワード、特記:
軍産複合体、パウエル・ドクトリン、社会主義政府の転覆、独裁政権の庇護、中南米諸国軍事介入
「軍隊を負かすことはできても、国民を負かすことはできない」(カール・クラウゼヴィッツ)
Posted by ブクログ
登場人物がやや多いが、アメリカがなぜ戦争をやめないかが経済的にもわかりやすい本。
ただし著者が若干左よりの思想のためか、現実はその方策はできないのかもしれない。この本を突破口にして、類書を読んでみることをオススメする。
Posted by ブクログ
ひとこま漫画がページのあちこちに登場する、冷戦以降のアメリカの外交史。時系列にそって、アイゼンハワーやカーターなど詳しく知らなかった大統領や有名人が似顔絵付きで登場し、教科書ではさらっと流されがちな事柄が多く盛り込まれているので、読んでいて面白いし、ためになる。
☆5つあげたいところだが、かなり左翼史観に偏っているのでー1。
Posted by ブクログ
相手を思いやることが一番大事なのかもしれない。
何が幸せかは人によって異なるだろうが、
健康で平和がある世界で、家族や友人と過ごし、
やりたいことや夢を見て生きていけるのがよい世界なのではないだろうか。
ただ人の欲は留まることを知らず、憎しみはすべてを破壊しようとする。
得た利益は手放したくはない、もっと欲しい。
そこから一歩離れて、
人ためにやれることがあれば、
世界は大きく変わっていけたのかもしれない。
暴力と憎しみが溢れた近代史を少し理解できたような気がしました。
(以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
○アメリカは「日本上陸作成を行えば、100万人以上が死んだだろう。
原爆を使って35万人が死んだが、本土上陸作戦なしで戦争が終結したのだ。
つまり差し引き65万人の命が助かったのだ」ニャんて、
兵隊が戦死するのも、非武装の一般市民を殺戮するのもゴチャ混ぜにして
堂々と正当化しているニョだ。(P.25)
○今じゃアメリカの軍事予算は年間約6500億ドル、世界の軍事費の半分。
一家族4人で8600ドルの税金が、毎年、軍と軍需産業に流れる・・・。
教育や医療などに活かすべき税金が軍事に消えるんだ。
もう、軍需産業がすっかりアメリカ経済の構造の一部になっちゃってて、
アメリカ経済を支えている。
適当に軍拡競争をしたり、戦争したりしないと、アメリカ中が不景気になり、
失業者があふれちゃう。
景気刺激のために、どの大統領も例外なく戦争をやるわけだよな。(P.53)
○働けば働くほど稼ぎが増える個人農場では、みんな見違えるほど働くようにニャった。
全農地の3%に満たない個人農場で、
ニャンと全農作物の4分の1を生産してしまったニョだ。(P.105)
○ワシらが間違っていたのだろうか?
いや、人間の知性とモラルが共産主義のレベルに達していないのだ・・・。(P.110)
Posted by ブクログ
テロは武力だけでは撲滅できないよ。やっぱり、復興に力を入れて、貧困とた闘ったり、学校を再建して子供が過激派にならないように、しっかりとした教育をしないとね。
アメリカが戦争をやめない理由。。
オバマの、目指したアメリカは利己的な帝国だという偏見の払拭はできたのかな。。
Posted by ブクログ
まんがというタイトルで、サクッと読めると思っていたが、基本は、一コママンガで、文章はそれなりにある。
中東、東アジアの混沌さは、一度では理解できそうにない。
Posted by ブクログ
現代史について広く浅く学べるかと思い、手に取りました。この作者の本では、「まんが パレスチナ問題」が有名だったんですね。
まんがと言っても、コマ割りのあるストーリーまんがではなく、一コマ「漫画」です。
内容は、副題のとおり、「アメリカが戦争をやめない理由」が中心です。
私はあまり詳しいことはわかりませんが、偏りのある見方をされてる人なんですかね(^^;;
キャラに色々なことを話させているため、感情移入しやすい本でなのでちょっと注意が必要ですかねー。
これ一冊だけで物事を判断するには速すぎますが、とっかかりにはいい本だと思います。
アメリカがベトナム戦争で負けた理由のあたりはわかりやすく、参考になりました。ゲリラ戦になると泥沼化は避けられず、目的の完遂は難しいとのこと。
日本では、兵役もないし、爆撃に怯えることもないし、必要なものはだいたい必要な時に買えるし、食べ物もたくさんあります。平和が当たり前です。
でも、世界には毎日安心して眠ることもできない人がたくさんいるんだなあということを改めて思い知りました。
これだけITが発達して、世界がボーダレス化しているのに、いつまでも遠い世界のことだと思っていたらいけませんね。
そういうことを考えるきっかけになるという意味では、いい本なんじゃないでしょうか。
Posted by ブクログ
現代史は現代史であるが、内容は副題の通りアメリカと戦争について。対話調かつ挿絵(風刺画のようなもの)が多く、読みやすかった。最初から著者の思想が当然強くでているので、できるだけニュートラルな考え方をしながら読むようにしたが、歴史に関する自身の知識が浅すぎるため、他の本にもあたりたいと思う。
Posted by ブクログ
第二次大戦以降の現代史の中高生以上向けの学習漫画。サブタイトル通り、アメリカが中東などに仕掛けた戦争の背景事情が中心的な内容。少し反アメリカ共和党の政治色が濃いようで、特にブッシュJrに対しての諷刺が強いように思った。
Posted by ブクログ
2010/05/06
世界は戦争であふれているという現実に気が付きます。
やっぱり漫画は分かりやすい。
2010/04/24
歴史が苦手なのでたまにこんな本を読んでます。
Posted by ブクログ
たかちゃんのですが。
たみーに触発されて。
読み終わって、ああ、この人ってほんと戦争嫌いなんだなーって思った。
戦争をする理由もどうやらあって、話にも織り込まれているんだが、
著者は戦争をとめるために、一人一人の感情に訴えかけるという行動をとった。
ただ戦争が起こる理由がわかったところで、俺が何か行動にでるとしたら、
しかしできることはそれしかないのかと思った。
(吉岡)