あらすじ
子爵令嬢クレアは、自分が小説の世界に転生し、弟と紹介された美形の少年アベルが実は皇妃から逃げていたこの国の第二王子であり、物語のラスボスになる存在だと気づく。
彼が内戦を起こす未来を回避する為、彼の孤独を癒やし捕まらないよう隣国へ留学を進めた。その七年後。「他の誰にも渡したくない」成長して帰ってきた彼の深い執着と愛は何故かクレアに注がれ、告白と同時に押し倒されて―!?
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Posted by ブクログ
表紙からして執着と独占欲が漂うアベルの様子に思わずにっこりしちゃいます(*´艸`)♡
大好きな転生もの&義弟もの設定、最高に好きでした...!!!
前世で最後に読んでいたファンタジー小説の世界に転生したヒロインのクレアが前世の記憶を思い出してから内線を回避するためにとった行動を、クレアは自分のためのエゴだと悩むのですが、優しさから来てるのは間違いないですし、アベルがそんなクレアに心から救われたのは紛れもない事実で......悩んでる時点でとてもいい子なんだなと思いました(•ᵕᴗᵕ•)
そんなお人好しな部分も全部含めてアベルはクレアにどっぷり惚れ込んでったんだろうなぁ。。。
元々の性格もちょっと捻くれて腹黒っぽいのがラスボスらしいハイスペックなのも相まってその全てをクレアを手に入れるためだけに発揮してたことにゾクゾクします:(っ'ヮ'c):♡
後半想いが通じ合ってから見せる歪んだ性癖や初回SSからも書泉SSからも垣間見える底知れない執着心にニヨニヨしちゃいます。
アベルの世界の全てがクレアな感じも好きですし、押せ押せで来られて悩みつつも拒みきれずに仕方ないなぁって受け入れちゃうクレアの様子にもアベルへの愛情の深さを感じてほっこりです。
幼少期に一緒に過ごした思い出はやっぱり2人にとって今に繋がる大切な思い出に違いないですね(* ˘͈ ᵕ ˘͈ *)✾
物語の中に転生し、破滅回避のために奔走していたら義弟に執着されるお話はよくありますが、面白かったです。
これはヒロインが転生した物語の中でモブの通り、平凡顔で何をしても抜きんでた才能はなし。奔走したのも初めだけ。破滅回避の方向性は良かったですね。