あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
哲学博士号をもつ経営コンサルタントという異色の経歴の著者が、体験的につかんだ人文学としてのマネジメントの本質から、テイラー、メイヨー、アンゾフ、ピーターズ等アメリカ・マネジメント思想の系譜を批判的に解説し、マネジメント教育の未来像を描く。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
著者のコンサルタントエピソードとマネジメント思想の歴史や批判的な考察などが交互に挟み込まれて並行して話が進んでいく変な本だった。
ビジネスってハッタリなんだなと言う印象。
本書の中で一番好きな箇所を引用する。
「教祖たちによる未来予測の記録が嘆かわしいものである一方で、過去の予測は常に素晴らしいものだ。」
「教祖が提示する理論はすべてを説明するが、一切予測をしない。なぜなら、それは実のところ理論ではないからだ。」
金言だと思う。マネジメントの思想家たちはマネジメントを科学だと主張するが、教祖と皮肉られる通りそれは宗教なんだと思う。