感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
高校生だった9年前、想い合っていながらも、何も告げずにある日突然
姿を消した受、尚哉と、何も知らずに置いて行かれた攻、久住の再会もの。
もうね、せつなくてせつなくて、胸がぎゅんぎゅんですよ。
砂でも胃袋に詰められたみたいに苦しかったですよ。
王道も王道なすれ違いなんですが、このすれ違いっぷりが9年という
歳月を跨いで展開されるのがたまらないです。
やきもきします。
結局、すれ違いのまま別れを選ぶんですが、そのあたりから涙腺崩壊。
結構壮大なお話でして、読むのに胆力が入りましたが、良作でした。
機会があれば、またこの作家さんのを読んでみたいと思います。
Posted by ブクログ
学生時代に一方的に別離→仕事で再会、の同級生モノ。
脅されて再び関係をせまられ・・・から始まるのは
王道展開だけれど、心理描写が丁寧でしっかりしているのと
双方がお互いを求めてるのが第三者視点ならわかるすれ違いなので
その切なさもまた心地よい。
また、無駄に遠回りしない(無駄にじれったいエピソードを入れない)
ので、読後感も良い。
表題の本編と後日談が収録。
後日談は、思いを通じあった2人が、受けの家族の反対を
乗り越えるもの。受けは弱気になる面もあるが、攻めが
がんばって受け止めよう、つないでいこうとどっしりしているので
切なくもありそして甘い。
挿絵の円陣さんの絵もとても美しくて、お話に華を添えております。