あらすじ
忙しくても本を読める人がやっていること。
やる気に頼らず、自動的に集中できる本の読み方。
「本の内容が頭の中に入ってこない」
「働きはじめてから、読書に時間が取れなくなった」
近年、本を読みたくても読めなくなった人が多いといいます。
しかし、その理由は“忙しいから”だけではありません。
それは、スマホが身近になったから。
反射的に起こる通知に身を委ねてしまうと、
私たちはその刺激から抜け出せなくなるのです。
スマホの通知音などの刺激から脱し、本に集中できる方法、
それが「没入読書」です。
没入読書の特徴は3つ。
◎やる気や意志力を使わない
◎意識的に集中しようとしない
◎本を読むことに価値があると体に思い込ませる
没入であるフロー状態とは、「目標を設定」したり、
「呼吸を整えたり」するといった具体的な方法で導くことが可能です。
さらに、本の難易度が自分にとってやさしすぎても、
難しすぎても集中が切れてしまいます。
こういった具体的な方法で、
科学的に集中力を自動的に高める方法をお伝えします。
さらに、本書を読みながらすぐに実践できる
「47秒間読書」や「10分間指速読」から、
究極の没入読書である1冊20分で読める
「レゾナンスリーディング」も公開します。
没入する体験は、本を速く、たくさん読めて内容を忘れないことはもちろん、
ストレス軽減やアイデアが湧くといった副次的な効果もあります。
これで、忙しくても、スマホが手元にあっても
本に没入できるようになります。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
2025/05/14
p.84
「飲み物」で集中アンカーを作る
読書する前に、一口水を飲むというのも有効です。コーヒーやココア、紅茶、緑茶でもいいでしょう。
本のジャンルによって、集中するアンカーの飲み物を変えるのも手です。
2025/05/23
p.116
呼吸をゆったりとし、両目で眺めながら本をパラパラさせます。
パラパラしていると、ページとページの間に色が見えてくる人もいるかもしれません。色が見えたら、その色のカラーペンを手に取りましょう。
ステップ1
本をパラパラさせて、脳にインストール(0分~2分)
音がするくらいの速度でパラパラさせる
Posted by ブクログ
没入読書
著:渡邊康弘
出版社:サンマーク出版
没入読書(集中読書)をして、本ごとに、レゾナンスマップを作ろうが結論です
速読系ですが、読書地図をつくったり、手書きで脳に記憶を定着させる工夫をして本を読むが本旨かと。
スマホに触れる時間が長くなっているので、本に集中できない。
47秒だけ、本をしっかり読んでみようがメッセージです
デジタル社会の情報過多による刺激は、集中力不足をもたらしている
睡眠時間も集中力に大きな影響を与えている
没入読書の7つのメリット
①集中力・フロー状態になる
②まだ見ぬ世界を体験できる
③頭がよくなる、認知力が高まる
④心の整理ができ、ストレスが軽減される
⑤コミュニケーション能力が向上する
⑥生産性が向上、仕事力、収入が上がる
⑦アイデアが湧き、言語化ができるようになる
読み終えたら即時にフィードバックをかける(読み直す)
3つのF
①フォーカス:焦点をあてる
②フィードバック:反映する
③フィックス:修正していく
フィードバック
①ゼロ再生法:真っ白の紙を用意して、どれだけ本の内容を覚えているかを書き出す
一番思い出せる時間は、10分29秒の読書
②読書マップをつくる 本を読みながら、メモをとる、マーカーでラインを引く
読書マップ 紙とペンを使うこと、PCでは効果が少ない
再読<要約作成<図の作成
指速読 指でなぞりながら、速読をしていく、2回目はさらに早く読める
読書を習慣化する そうすると速くよめるようになる
呼吸を整えると集中できるようになる
レゾナンスマップ(1冊ごとの本の地図をつくる)
⓪フォームに目的、書籍名、著者名、3分割したページなどを記入していく(A4で1枚?A3で1枚)
①パラパラ読み:サブリミナル効果は有効
②分割したマップに破線を書いていく:山谷を表現。思考モード「理性くん」と、本能的な思考「本能くん」
③気になるところのページ番号と単語をいれる
⑤気になる単語をもとに、問いかけながらその箇所を読む
⑥その本から得たアイデアを活用する行動計画をつくる
本に人生を全振りすると
①本だけが唯一、減価しない
②本の参考文献リストをもとに多読して、学んでいく
③多読法 目的を設定する⇒すべての本を写真にとる⇒本をばらばらにしてランキングする
⇒ワードをもとに、マップをつくる⇒自分の言葉でまとめる
もくじ
prologue 本を読めなくなった私たちが読書を取り戻す方法
1章 集中できない時代の「没入読書」
2章 没入して読むための7つの方法
3章 究極の没入読書法「レゾナンスリーディング」
4章 本に人生を全振りしたら起きたこと
epilogue 本と前向きな想いさえあれば、いつだって人生はやり直せる
謝辞
参考文献・論文
ISBN:9784763142047
出版社:サンマーク出版
判型:4-6
ページ数:208ページ
定価:1500円(本体)
2025年03月10日初版印刷
2025年03月20日初版発行
Posted by ブクログ
和楽居の本棚にあって、目が止まって軽く読んだ。
たしかに私も本を集中して読んでいるときは、無意識に指を滑らせながらよんでいるかも。
こうやって記録に残すのも、本を読むモチベーションにつながっているのかもしれない。
・私にとって 読書とは、「心に響く一文に出会えるかどうか」です。
・読書が得意な 上位5%に入るには何をしたらいいでしょうか?その答えは、「指」という視線を導く「ガイド」を使うことです。
・場所、香り、飲み物、音楽、時間などで、集中の条件付けを作る。
Posted by ブクログ
【1.本を買った理由】
最近、集中力が無くて、以前よりも本を読んだ感がないことが気になっていたため。没入して読書ができるようになりたいと思って手に取った。
【2.あらすじ(ネタバレなし)】
フロー状態に入って読書をするための方法、その良さについて書かれている。
【3.読んでみて感じたこと】
とても読みやすい。注意散漫になりながらも、4時間ほどで読み終わった。本を開いて実際に取り組む時間も別で取りたいなと思う。
【4.おすすめしたい人】
速読にピンとこない人。
没入感がない人。
読書のまとめをしたい人。
【5.まとめ一言】
セレンディピティの要素も持った一冊だと感じた。
紹介されている方法を試してみたい。
Posted by ブクログ
とても使われてる言葉が簡単でサッと読みやすかったです。
自分は著者の方と同じように元々読書に対して苦手意識があり、読書に対しての考え方を変えたいと考えたのをきっかけにこの本を手にとってみました。
楽しく読書ができるようになるかもしれない沢山の方法が書いてあってそれぞれ丁寧にとても分かりやすく説明されていると感じました。
まだ自分はそんなに沢山本を読めていないので本当にこれで楽しく読書ができるかは実感出来ていませんが、読んでみて少し読書に対しての考え方が楽な方向に変わったのは確かです。
結局自分の読書をする目的と目標次第でこの本の内容が必要な情報だったかどうかは人によって違うと思うのですが、自分は読んでいて「なるほど!こんな考え方もあったのか!」と思うことがとても多かったです。面白かった。
これからもっと沢山の本を読みながら参考程度に試していきたいと思います。没入読書生活ができるかもしれないことに今とてもわくわくしています。早く本が読みたい。
Posted by ブクログ
本への没入。
集中力を考慮すると10分29秒。よくある読書本の内容だが、表紙などにはより惹かれる工夫があった。
読めるための環境、香り、時間、音楽、場所を作り、パブロフの犬のように頭に染み込ませる。
本をする価値や読書ノートで頭に残す方法。読書場所を指で追う集中して読むためのスキルなど
やっぱり読書は面白いなぁと思った。
Posted by ブクログ
多読の経験を通して創り上げた著者独自の読書法についてまとめられた本です。さまざまな名著に書いてあったことを引用していることから、著者が読書からいろいろと吸収し、それを活かしている人なのだと伺い知ることができます。
読書法については、既に自分もやっているようなことも書いてあったので、そこまで独自性が高いというわけでもないのかもしれません。著者が創った「レゾナンスリーディング」という方法を真似したいのなら必携書なのでしょうが、私は自分なりの方法で物事に取り組みたいタイプなので、参考書という位置づけとなりました。
なお、エピローグに書かれていた「赤い本」と「白い本」のエピソードは感動的でした。最後にその感動を味わえたので、読後感はとても良かったです。1冊の本を"良い本"として仕上げる著者のその構成力の高さは、たくさん本を読んだ経験の賜物なのだと思います。
Posted by ブクログ
速読・多読のテクニックを駆使して、いかに効率よく冊数を読んでいくかという手引が書かれている。
本書の後半では「レゾナンスリーディング」と呼ばれる独自の方法が解説されており、興味深かった。
ただ、本をじっくり読むことが好きだという人にはあまり向かない書籍だと感じた。極限まで効率よく本から情報や知識を得たいという人にはおすすめしたい。
Posted by ブクログ
実用書やビジネス書の、知識をとにかくたくさん入れたいときの読み方としては良いと思います。
本の中でも触れられていますが、小説などストーリーや文自体をじっくり楽しみたい場合には、あまり向いていないと思います。
ただ、「いまここ」に集中する呼吸法など、本のジャンルに関わらず、没入して読書する際に共通して使える技も紹介されていて、自分が使えるものだけ使う、というのが良いと思います。
Posted by ブクログ
昔、速読講座で教えてもらったのと同じ内容。当時はフォトリーディングと言っていたような。
知りたいことが明確なときはいいけど、全体像を知りたいとか、あとは小説のように文章そのものを味わうのには不向きな読み方。当時も同じことを思って、ハマらなかった記憶。
とはいえ、速読を通して集中力を鍛えるという意味ではとても興味がある。
前に挫折してるけど、今度は上手くできるかな。
Posted by ブクログ
私は集中力がない。読書をしているときもその本がつまるつまらない関係なく、気づけばスマホをいじっている。それさえも長続きせずいつの間にか寝ていることもしばしば。ムダな時間を過ごす人間の典型のようだ。
昔から読書自体は嫌いではなかったし、なんなら周囲の人と比べたら好きなほうだと思う。そのように自認している私ですらこの体たらく……
別の本でもよく集中力の持続時間については書かれているが、この本にはスマホを眺める集中力すら47秒持続すればいいほうだとの記述があった。よし、私だけが怠惰だからというわけではないな!
また、最近はいろいろな本を読んでいるものの明確な目的をもって選んでいたわけではなかったので、迷走しているような思いもあり、悩みというほどではないけど、このまま読書を続けていていいのかと感じていたところで本を選ぶところから読書が始まっているということを再認識できたのも大きな学びだった。
しかし、レゾナンスリーディングにおけるレゾナンスマップの書き方を指南する部分では、最初は読書ノートを書く際の参考になりそうだなと興味深く読み進めたものの私の理解できない表現も多く、「本のエネルギーを感じ取り〜」というのは正直何を言っているのかわからなかった。
私自身すでにある程度自分の読書の仕方が確立されているからそのように感じるのかもしれないので、これから始めよう!という人にはいいのかもしれない。
若干のスピリチュアル要素が気になるものの、読書に関する様々な示唆を得ることができ、これもまたいい読書体験だったと満足しています。
Posted by ブクログ
読書と瞑想を掛け合わせたような本。
筆者の経験と科学的なデータを用いた展開となっているので、説得力もあれば、すぐに実践できるようなテクニックなどもあって読みやすい。
(例)
アンカー読み、レゾナンスリーディング
本を読んで没入する感覚を増やしたくなるそんな本です。