あらすじ
自然豊かな小さな大学を舞台に起こる動物と人間をめぐる事件を、人間動物行動学の視点で描く。学長就任にともない、先生最後の参加となった「ニホンモモンガが棲む森の生物調査実習」で目撃したニホンモモンガの珍しい行動や、幼い頃に飼っていた愛犬トムとのエピソードなど、今回も動物への"気づき"が盛りだくさん。
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Posted by ブクログ
本書は今年の1月に発行の最新刊なのだが、内容の大半は2023年に執筆したものらしい。
学長になって授業もゼミもしていないので、当然新しいネタがないのでしょう。
話題もこれまでの「先生シリーズ」を振り返るような内容が増えている。
最終章の、「先生、学長になるんですか?」では15年に渡るモモンガの研究のおさらいになっていた。
最後の4ページは「先生!シリーズ*思い出クイズ」になっていて、本書が最終巻だと感じてしまう。
が、答えを次巻に掲載予定と書かれており、来年第20巻が出ることがわかって安心。
(1冊ある番外編はカウントしないみたい)
今回は、イソヒヨドリが街に進出していることに目を付け、どこまで生息範囲を拡大しているかを研究した話や、
海岸に打ち上げられたイルカの遺体といった、これまでになかった生物の話題が面白かった。
Posted by ブクログ
久しぶりの小林朋道センセイの
「先生、 」シリーズ、
楽しませてもらいました。
生き物たちの楽しさはむろん、ですが
小林センセイのすぐそばで研究している
教え子たちが なんとも素敵です
どのような分野でも
後継者不足の深刻な問題をお聞きするけれど、
彼ら彼女らの存在に
かなり ほっとさせられます