あらすじ
◎プロのコーチはもちろん、現状の自分に満足できない方も!
コーチングの奥義がついに公開されました。
本書は、これまで苫米地英人博士のアドバンスクラスででしかお伝えできなかった「コーチングのコア」の部分を初めて書籍化したものになります。
プロのコーチはもちろん、コーチングに興味のある方、そして、「現状の自分に満足できない」「自分を変えたい」と思っている方にとっては必読、必携の一冊になります。
◎コーチングのコアとは?
コーチングのコアとは、「現状の外にゴールを設定する」ということです。
コーチングのすべての技術は、この一点のために集約されています。
本書では、このコアを懇切丁寧に解説した初めての書になります。
◎コーチングとカウセリングの違いとは?
コーチングをカウセリングと勘違いしている人がいまとても増えています。しかし、両者はまったくの別物で、カウセリングは現状を良くしていくためのものであり、コーチングは現状を打ち破るためのものです。カウセリングはあくまで現状の内側の話であり、コーチングは自分の殻を破っていくメソッドだということです。そこを理解することでクライアントは正しいアドバイスを得ることができるようになります。
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Posted by ブクログ
オーセンティック、ホンモノのコーチとはどういう存在か。本書はそのことを説明している。
ひとことで言ってしまえば、クライアントに不安を作ること。筆者はこれを「現状の外のゴールを設定すること」としている。
適切なゴールを設定してしまえば、ホメオスタシスにより自動的にゴールは達成される。筆者のメソッドであるTPIE, PX2はまさにそれを体現する人を為すものである。
問題はゴール。私達の多くは拝金主義が当たり前だと思っており、正しいゴールが設定が難しい。これが本書で語られることのもうひとつの柱である。
例として試合ではなく死合とも言われる武道ではない武術。アマチュアリズムから商業主義に転じたオリンピック。カジノ誘致。一部のジャーナリズム。それらの問題点も明らかにしている。
また面白いのはコーチングの手法。結局のところそのやり方自体は書いていない。筆者の有料ブログラムを受けてくれ。そういう内容になっている。
とはいえ本書から得られる知見や気付きの有用性は計り知れない。コーチングの基本は非言語コミュニケーション。それはコーチされる側の意識に登らせずに当人の内省言語を引き起こすため。
複数人が参加するファシリテーションでも行動変容が大事だと言われている。大抵の一方それを引き起こす為に問いを使う。または可視化して当人に語ってもらう。これらの手法は確かに非言語、もしくはそのものズバリを明示しない。なるほどと思った。
ますます筆者のプログラムに参加したくなった。コレクティブ・エフィカシー。集団で高める事で世界はより良く変わる。集合知とも言われるがその根本原理は筆者によるプログラムであるのだろう。