【感想・ネタバレ】オーセンティック・コーチングのレビュー

あらすじ

◎プロのコーチはもちろん、現状の自分に満足できない方も!

コーチングの奥義がついに公開されました。
本書は、これまで苫米地英人博士のアドバンスクラスででしかお伝えできなかった「コーチングのコア」の部分を初めて書籍化したものになります。
プロのコーチはもちろん、コーチングに興味のある方、そして、「現状の自分に満足できない」「自分を変えたい」と思っている方にとっては必読、必携の一冊になります。

◎コーチングのコアとは?

コーチングのコアとは、「現状の外にゴールを設定する」ということです。
コーチングのすべての技術は、この一点のために集約されています。
本書では、このコアを懇切丁寧に解説した初めての書になります。

◎コーチングとカウセリングの違いとは?

コーチングをカウセリングと勘違いしている人がいまとても増えています。しかし、両者はまったくの別物で、カウセリングは現状を良くしていくためのものであり、コーチングは現状を打ち破るためのものです。カウセリングはあくまで現状の内側の話であり、コーチングは自分の殻を破っていくメソッドだということです。そこを理解することでクライアントは正しいアドバイスを得ることができるようになります。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

コンフォートゾーンは広げるものではなく新しくつくる。
RASは重要なものを活性化せている。
カウンセリングとの違いなど人の行動パターンにおける原理原則と現状の外側にゴールを作る重要性をキャッチ。

0
2024年10月02日

Posted by ブクログ

読むこと全てが新しい発見で、とても数行で感想を書ききれない内容。読んだ後、現状の外をめちゃくちゃ考えました。

0
2023年12月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

オーセンティック、ホンモノのコーチとはどういう存在か。本書はそのことを説明している。
ひとことで言ってしまえば、クライアントに不安を作ること。筆者はこれを「現状の外のゴールを設定すること」としている。
適切なゴールを設定してしまえば、ホメオスタシスにより自動的にゴールは達成される。筆者のメソッドであるTPIE, PX2はまさにそれを体現する人を為すものである。
問題はゴール。私達の多くは拝金主義が当たり前だと思っており、正しいゴールが設定が難しい。これが本書で語られることのもうひとつの柱である。
例として試合ではなく死合とも言われる武道ではない武術。アマチュアリズムから商業主義に転じたオリンピック。カジノ誘致。一部のジャーナリズム。それらの問題点も明らかにしている。
また面白いのはコーチングの手法。結局のところそのやり方自体は書いていない。筆者の有料ブログラムを受けてくれ。そういう内容になっている。
とはいえ本書から得られる知見や気付きの有用性は計り知れない。コーチングの基本は非言語コミュニケーション。それはコーチされる側の意識に登らせずに当人の内省言語を引き起こすため。
複数人が参加するファシリテーションでも行動変容が大事だと言われている。大抵の一方それを引き起こす為に問いを使う。または可視化して当人に語ってもらう。これらの手法は確かに非言語、もしくはそのものズバリを明示しない。なるほどと思った。
ますます筆者のプログラムに参加したくなった。コレクティブ・エフィカシー。集団で高める事で世界はより良く変わる。集合知とも言われるがその根本原理は筆者によるプログラムであるのだろう。

0
2022年11月05日

Posted by ブクログ

現状の悩みに対するカウンセリングのようなものではない、現状の外にゴールをつくるというコーチングについての解説

著者の過去の本で、大きいゴールを設定する的なことが書かれていたと思ったが、その理由や仕組みがわかりやすく説明されている。

職業は自分の機能を社会に提供するもので、お金儲けファイナンスとは別のことという視点は目から鱗であった。

第6章の、武道と武術の違いや、スポーツの本来の意義、オリンピックやジャーナリズムについても非常に興味深く、それぞれも個別に取り上げて解説したほしいと感じた。

0
2024年11月25日

Posted by ブクログ

著者はコーチングは「その人の人生を丸ごと変えてしまうくらい大きな影響力を持っている」と説明している。 この書籍にはヒントが明記されている。コーチング費用をかける前に、まずは内なる声にじっくり耳を傾けたい方にはお勧めです。

コーチングと言うと有名スポーツ選手や経営者のものと思いがちだが、誰もが自分を信じて利用するべきものだと分かった。 コーチが本気で寄り添い傾聴することで、本人が気付きを得て心から望むゴールを設定することができ、それを伴走サポートすることをコーチングと言うようだ。

~気になったポイント~
・ ゴールは 現状の外側に設定する
・ コーチングの 8つのカテゴリー :職業、健康、家族、 趣味、ファイナンス、 地域社会への貢献、 世界への貢献、 生涯教育
・ 職業のゴールがわからなければ 趣味のゴールから探していく
・ 職業 カテゴリー:
「人から止められてもやりたいもの」
「社会に機能を提供するもの」
「 ある程度の期間、継続することが大前提」
・ 趣味 カテゴリー:
「人から止められてもやりたいもの」
「社会に機能を提供する必要はない」
「好きな時にやめられる」
・ 趣味を探す時と職業を選択する時のマインドの使い方は同じ
・自分がやりたいものに対して正直になる
・ コーチングの世界観:
① コンフォートゾーンを出た世界でのゴール設定
②利他的なゴール設定

日本に導入された20数年前、ボスから強く勧められた経緯(英語資料)があった。当時は転職直後で満足していたので完全にスルーした(汗)。実際、日本社会では協調性を求めるので馴染みにくかったようだ。個人を大切にする欧米に習って、具体的に内なる声に耳を傾け続けるべきだなぁ。

0
2023年09月28日

Posted by ブクログ

当初イメージしていたのとは違う内容だったが、自分が抱えている悩みにヒントを与えてくれた。
ゴールを外側に設定する、コンフォートゾーンを広げようとしてはいけない、といったキーワードが印象に残った。

0
2022年05月07日

Posted by ブクログ

オーセンティックとは本物という意味。
コーチングが何か、それは自分視点では見えない現状の外側に利他的な目標設定を行うための支援をすること、それが本書で主張する本物のコーチングが指すところである。
具体的なノウハウや手法を説くものではないが、この理解を行えることは本書の価値。


○コーチングとは?
コーチングのコアは現状の外側に設定することゴール。
・ホメオスタシスが最大限働くのは現状から抜け出したいと心から望む時で、そのためには外側にある想像できないゴールが必要
・現状とは常識や刷り込み、モラル。外側にゴールが必要だからコーチが必要

・限定合理性: 人の満足感は資産の量ではなく、変化にある。お金をゴールにすると永遠に満足することがない。
・企業向けコーチングは、利益の追求がゴールになるとその目的で個人を動かすことが目的になってしまうが、企業自体が利益を超えて何を目指すのかをゴール軸にし、個人のゴールが企業に包摂される形でできればとても有効、そのためにはトップがコーチングを受ける必要がある。

・拝金主義から脱却: お金がないと何もできないではなく、お金を持ってして何をしたいのか、それが第一

○バランスホイール
人生を豊かにするのがコーチング

①仕事: 自分がやりたいことで、社会に繋がることが大前提
・お金が返ってくる投資ではない。職業のみが対象ではないし、職業はお金儲けの手段ではない、自分の機能を社会に提供すること。
・共同体があり、各位が機能を提供して回ってきたというのがまずあり、ここにお金は介在していない。
・自分の機能を惜しみなく使い切ることが職業で、そこで生まれるのは満足感以外の何ものでもない。
・自分の機能を知ることがコーチングの役割

②趣味
・没頭している趣味の積極性や時間の使い方、集中力や手際の良さは職業につながるヒント
・まず趣味から入ると考えやすい、ここで社会性のある外側のゴールを定めにいく

③生涯教育: リベラルアーツ
・世の中を認識する上でのベースとなる基礎

④社会貢献とスピリチュアリティ(宗教の実践)
・ご近所のコミュニティへ提供できる機能。清掃、挨拶でも良い。
・必ずしも継続性が求められず、時に応じてできること、マインドが大事
・無神論者にとっては、優れた人間になること、仏教徒にとっては悟ること、に対しての実践

⑤ファイナンス
・単にお金を稼ぐのではなく必要なお金を調達する
・価値のあるお金の使い方をする、すると自然と資産が形成されていく、つまり無駄遣いしないこと
・PLを意識する、BSを意識する

⑥健康
・他のことをできるようにするためのベース
・最大化を目指すというよりはバランス

○ブリーフシステム
・脳は処理過程で情報を落としている、そこで生まれるのがスコトーマ(心理的盲点)
・ 重要度の判断は意識により簡単に変わるため、外からスコトーマを外すことは容易、こうして現状の外側にゴールを設定する

・コーチは指示はおろかアドバイスもしない。
・ブリーフシステムを変えていくのがコーチングだが、言葉でコントロールするのではなく、クライアントの内省言語を引き出す。

○コンフォートゾーン
・居心地は良いが排斥的である
・現状の外側にゴールが設定されると、今までのコンフォートボーンは居心地が悪くなる
・コンフォートゾーンを広げるアプローチでは外には出られない。新しいゴールに見合った新しいコンフォートゾーンを作る。
・新しいゴールは現場の外であるほどはっきりイメージはできない。しかし新しいコンフォートゾーンはクリアにイメージできる。
・フェルプスのゴールは水泳をアメリカでメジャースポーツにし、健康促進に尽くすだが、コンフォートゾーンとして描いていたのは金メダルをとっている自分、だからこそそれに相応しい振る舞いを当然のこととして行なった。

○コーチング総論
・多くの人が現状の内側に目標設定したほうがいいのは
1. 人は自分の力では外側を見ることができないから
2. 利他的なゴールを設定していないから

0
2025年11月16日

Posted by ブクログ

認知科学コーチングを受け始め、興味を持って知識補完のため手に取った本。ちょっと著者の偏った思想が気になるものの、概要として認知科学コーチングを知る上で役立つ。

0
2025年07月13日

「ビジネス・経済」ランキング