あらすじ
こうの史代、珠玉の短編集がついに発売!あの名曲を漫画化した「小さな恋のうた」、核分裂を発見した女性科学者リーゼ・マイトナーの人生を描いた「リーゼと原始の森」など胸を打つ短編が満載。肘山さんの日常に癒やされる「ヒジヤマさん」シリーズも収録!
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全部それぞれに違う良さがあって最高だった。
順序はつけられない。
・小さな恋のうた
・星のふる里
・おでんせ大観音!
・リーゼと原始の森
・ヒジヤマさん
・描く人へ
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一度読んだだけでは飲み込みづらい話もあったりしたけれども、やはり、全体を見れば愛するべき短編がそろっている。作品の中に息づいている登場人物たちの確かな思いがあると感じる。
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先日のこうの史代展で記念に購入。
史代さんらしさが垣間見えたり、他作品に通じるものを感じとったり、普段あまり短編集を読まないけど楽しかった。
『ヒジヤマさんの永訣』がお気に入り。
笑えるお葬式モノは大好物。(ほんとに不謹慎。)
Posted by ブクログ
ヒジヤマさんシリーズは、著者が広島県比治山大学の非常勤講師をする中で教材として制作した連作短編とのこと。美術科なのになぜか不器用なヒジヤマさん。周りの人たちが優しくて、そんな人たちを好きなヒジヤマさんの気持ちが伝わってきて愛おしく、でも笑ってしまった。
ロボットのように観音様が孫娘を乗せて入院しているお祖父さんを励ましに急ぐ「おでんせ大観音!」も好き!
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48冊目『ヒジヤマさん 星の音 森のうた こうの史代短編集』(こうの史代 著、2025年5月、コアミックス)
2006年〜2025年にかけて発表された作品を編纂した短編集。
軽いタッチのコメディから核分裂を発見した物理学者リーゼ・マイトナーに題を取った伝記もの、さらには著者のルーツが垣間見える自伝的な作品まで幅広いジャンルの短編が並ぶ。
漫画だからこそ出来る表現を巧みに操る著者の技巧に唸る。
〈それはわたし達が 本来あるべき 「善い人間」に まだ達して いないせいよ〉
Posted by ブクログ
「この世界の片隅に」以降、何を描くのかいろいろ試行錯誤し続けているという感じがずっと続いている。
「描く人へ」も基本的には「ストポ」(かっぱのねね子 収載)のテーマの焼き直し以上のものではないし…
個人的には「ストポ」がこうの史代作品のベスト、というかエッセンスを体現していると思うのだが、そこから先に行けるのかどうか(近作のお経の漫画もそこから先には行けていないと感じる)。
そういえばたしかコミックゼノンに掲載されていたと思うが遠未来の福島で原発跡に入り込んで死んでしまう住民の話は収録されていない。そういうことなのかもしれないが。
Posted by ブクログ
すごい漫画力だ!
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『小さな恋のうた』(週刊コミックバンチ 2006年第35号)
『星のふる里』(Be・LOVE 2021年10号)
『おでんせ大観音!』(月刊コミックゼノン 2015年6月号)
『リーゼと原子の森』(月刊コミックゼノン 2018年12月号)
『ヒジヤマさんの背筋が凍った瞬間』(月刊コミックゼノン 2013年5月号)
『ヒジヤマさんの耳』(週刊モーニング 2014年18号)
『ヒジヤマさんと魔の踏切』(Be・LOVE 2015年4号)
『ヒジヤマさんふたり暮らし』(モーニング・ツー 2016年1号)
『ヒジヤマさんの永訣』(月刊コミックゼノン 2017年3月号)
『ヒジヤマさん花いくさ』(月刊コミックゼノン 2019年1月号)
『ヒジヤマさんの甘い邂逅』(webサイト”ゼノン編集部”2021年1月1日配信)
『ヒジヤマさんと知りすぎた女』(webサイト”ゼノン編集部”2022年2月25日配信)
『描くひとへ』(webサイト”ゼノン編集部”2025年4月18日配信)