【感想・ネタバレ】アイギスのレビュー

あらすじ

タイムリミットは10日間。
AIによる金融セキュリティシステムの暴走と、開発者失踪の謎を探るため、
AIに仕事を追われた人間たちが立ち上がる。
規格外のリベンジ×ノンストップエンターテイメント小説!

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Posted by ブクログ

書店で表紙を見て気になり、
あらすじを読んで即決して購入しました。
私の目に狂いはなかった……、とっても面白かった!
最高のエンターテインメント作品です!
実写化されないかなぁ…。
葵さん、リーパー、誰かな。
わたしの中ではリーパー岡田将生くんでした。

著者の作品は初めてでしたが、
他の作品も読みたいなと思いました。
登場人物のキャラクターがたっていて、
難しそうな話なのにとても想像しやすいなぁと思っていたのですが、ラノベ出身の方なんですね。
なるほどキャラクター描写が上手いわけだ、と納得しました。
AIに関わる科学的な話も、わかりやすい表現で文系の私でも全く問題なく読み進めることが出来ました。
パニック系でもあり、SFでもあり、お仕事小説でもあり、ヒューマン系でもある。
多くの要素を取り込んで、ちゃんと納まっている、とても読み応えのある作品でした。
本当にエンターテイメント!
少し時間をあけたらまた読みたいなと思います。

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2025年09月21日

Posted by ブクログ

汎用性AIのアイギスを生み出した天才天野。アイギスが暴走し、日本が金融危機に陥る中、天野は失踪した。突如巻き込まれる形となった葵は、アイギスの暴走を止めると共に天野の行方も追いかけていく。
途中葵が罠にかかってしまったところなど、非常に読み応えがあった。また、それほどコンピュータに詳しくなくても面白く読むことができる。

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2025年07月15日

Posted by ブクログ

日本だけでなく世界の金融システムを司るAIが暴走。10日間のタイムリミットの中でその暴走を止めるべく集められた科学者、ハッカー、イラストレーター、役者というチームがかつてない難題に向かうストーリー。
世界観がとても好き。まさにエンターテインメントという感じではらはらしながら読むことができた。AIが開発者の管理を超えて自ら合理的な思考で動き、それが人間の住む世界を混乱に陥れるというありえそうなすぐそこにある未来が見えてちょっと怖くなる。とても読みやすく展開がドラマチックで久々に心躍る作品でした。

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2025年05月05日

Posted by ブクログ

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タイムリミットは10日間。

AIによる金融セキュリティシステムの暴走と、
開発者失踪の謎を探るため、
AIに仕事を追われた人間たちが立ち上がる。

後半と緊迫の
リベンジ×ノンストップ
エンターテイメント巨編。
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いつも仕事帰りに立ち寄る書店で。
ミステリーコーナーで面陳列されていた本書。

とにかく装丁が素晴らしくて。
手に取った時の触感も良くて。

AIや金融セキュリティなんて理解できるかなと迷いましたが。

そんな心配は、全く問題なしでした。

そして本当に面白かったです!

私が今勤めてる会社はIT会社なんですが、
私自身はバックオフィス側なので
IT知識が乏しく、
学ばなきゃと思っていましたが、
本書を読んで、その気持ちが一層強くなりました。

AIに汎用と専用があること、
たくさんの情報を集め分析する分、
電気エネルギーをかなり使うこと、
学習はブラックボックス。
そんなこと全然知りませんでした。苦笑

そんな私でも、とにかく楽しめた本作。

AIが意思を持ったり、
悪意を持ったりしない分、
人間が人間臭く見えました。

もう私の語彙力では伝え切れないですが、
サスペンスに興味がある方はぜひ読んで欲しいです!

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2025年03月23日

Posted by ブクログ

汎用AIはまだまだ先の先だよなぁと思いつつも、筋立ても緻密で面白かった。ブラックボックスさ加減を何とかしようぜ、という本を先日訳して出したけど、そのへんの議論や技術、論点が入ってると、さらに面白くなったかも笑
少し残念だったのは、NISCがNCOになったりとか、能動的サイバー防御がちょっとイメージと異なる初動になってるとか、やむを得ないけど現実が追い越したようなところ。アップトゥデートなお題を扱うとやむを得ないところはありますけどねえ。

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2025年10月31日

Posted by ブクログ

予想外と言っては作者に失礼だが、とても読んでいて次は?次は?と読み進めていき、えー。みたいなところもあり、結論面白かったです。

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2025年05月17日

Posted by ブクログ

日々進化するAI、その恩恵を受けて私たちの日常生活はますます便利になっていく。最短最速で最適解を求められるようになった世の中、確かに便利にはなったけれど、「果たしてこのまま考えることの大部分をAIに任せてしまってよいのだろうか?」

誰もがそんな疑問を頂いているのでは?

この作品を読んでそんな風に感じた人は私だけではないはず。現時点でのAI技術のレベルは通過点であってゴールではない、近い将来さらに進化したAI技術は人間社会にどのような世界をもたらすのか。この作品を読み終えて私はまずこの言葉が浮かんだ。

【人間は考える葦である】

あまりにも有名なフランス思想家パスカルの言葉。
人間が人間の尊厳を失わないために、人類が改めて認識しなければならない原点。AIを利用しつつも、人類は考えることを放棄しない。
AIは最適解を求めるプロセスにおいて最短最速を追求するあまり、主たる「人類」を決して排除してはならないのだ。

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2025年04月01日

Posted by ブクログ

アイギスとは何か怪獣、モンスターいやA Iのアイギスです。アイギスがだんだんと実体化されていくような緊迫感がありました。アイギスと人間の戦い何とも想像できないほどの面白さ。いまだかつてないAIサスペンスと言っても過言ではない。ラスト近くのアイギス閉じ込め作戦の攻防は手に汗握るシーン満載でした。あなたも読んで近未来を想像して下さい。

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2025年01月31日

Posted by ブクログ

AIの暴走という、まあ割と手垢がついた感があるテーマではある。でもミステリにおける密室とかもそれはもうそういうジャンルみたいなもんだしなあ。もはや王道みたいなものなのかもしれない。
内容はこの手のテーマらしく疾走感のあるサスペンスなお話。面白かったですが、主人公である葵さんが美人で聡明で求心力にも優れ・・と完璧すぎて逆に没入感がない。彼女のやることがただただ正しくて間違いない感じが、ああこういう方向にストーリーを持っていくんだなと透けて見えてしまって物語的にあんまりわくわくしない。説明が難しいな。
開発者である天才天野の真意が謎として一番気になるところではあったけど、正直あんまり・・ではあったし。

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2025年05月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本当にこの先現実になってもおかしくないお話で、どきどきしながら読んでしまいました。
人間が管理しているつもりでもAIは
自分で考えて人間の思考では及ばない行動をする可能性がある、ということに少し恐ろしさを覚えました。作中での金融セキュリティに重きを置いてますが、現実で実際にAIの暴走が起こったらインフラに影響がおこりAIか直接人を殺すことがなくとも、影響によって多くの死人が出てしまうような出来事だなと思いました。
便利な世の中であるけど、気を引き締めたく作品でした…。
また、本多さんのテキパキとした行動や話し方
そして人望に溢れるキャラクターがとても好きでした!思考力もすごいけれど、気づいたことを全て言えばいいと思っていない、例えばリーパーは柏木だと早い段階で気づいているけど口には出さない思慮の深さも素敵だと思いました。上司にいてほしい存在…!
そして柏木さんと本多さんのその後がもっと知りたくなってしまいました。

物語はもちろん、出てくる登場人物たちがみな魅力的ですとても面白い作品でした!

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2025年10月13日

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