【感想・ネタバレ】はじめての春のうた【単行本版】 (上)のレビュー

イシノアヤ

みんなが言う“仲良し”より もう少しだけ特別なふたり

家事もこなす真面目で読書家な戸上と、そそっかしいけど明るくて愛されキャラな箕野。
クラスは違っても、、教科書を借りたり昼休みや放課後も一緒に過ごしたりする仲。
そんなある日、戸上はクラスメイトの女子から箕野への告白の橋渡しを頼まれる。
とりあえず付き合うことにした箕野がうまくいくよう、応援する戸上だったけど…。

[ブクログ · ★★★★★]

【お前は自分のテンポで走ることだけ考えろ。俺がお前にあわす（戸上）】

エロス度☆

おやおや。仲の良いDK同士が繋いでいく青春の軌跡がエモさMAXですね。

戸上と箕野が紡ぐ祝福の恋物語･･････上巻開幕。

真面目で読書家とそそっかしくて明るい愛されキャラの真逆なふたりが繰り広げる日常風景にアオハルがギュギュッと濃縮されているのがとてもよかった。

彼女ができても友情の方を優先してしまうようなちょっとした特別感にむず痒さが感じられたり、誕生日プレゼントを買うためにバイトを頑張ったりと季節を巡りながらクラスが違っても戸上と箕野が何気ない日常を過ごしていく姿が微笑ましかった。