あらすじ
◆「自分がひっかかるわけない」 そう思ってる人が、なぜカモになるのか?◆
「自分がひっかかるわけない」
そう思ってる人が、なぜカモになるのか? 被害者が年々増える一方の特殊詐欺で使われる手口を体系化。
・本物と錯覚させる
・美味しい話で惹きつける
・話術と仕掛けで信用させる
・考えられない状況に陥れる
被害例をもとに、だましのテクニックとだまされる心理の仕組みがわかる。
あなたを、親を、子どもを、被害から守るための知識を金融犯罪対策のプロ集団が解説。
■こんな方におすすめ
・特殊詐欺の被害に遭う可能性がある高齢の親御様や10代後半~20代のお子様のいらっしゃる方
■目次
●巻頭付録 詐欺一覧表
●第1章 本物と錯覚させる
・本物をコピーして同じ見た目にする
・銀行からの手紙と同じ文章を使う
・なりすましで本人だと思わせる
●第2章 美味しい話で惹きつける
・「お得なチラシ」と思わせる
・「かんたんに稼げる」で興味を惹く
・「無料」で釣ってアクセスさせる
・「当選しました」で釣る
・コラム ラッキービジター詐欺とは
・「今なら安い」ですぐに買おうとさせる
●第3章 話術と仕掛けで信用させる
・実在する役所の部署を装う
・個人情報を使って話すことで信じさせる
・コラム 履歴書に自分の情報を書いただけなのに
・「そうかもしれない」と思わせる理由をつける
・「後ほど担当よりご連絡します」とリアルなやりとりを見せる
・長期間にわたりコミュニケーションをとることで信頼関係を築く
・「仲間がいるから大丈夫」と思わせる
・本当だと一度証明して安心させる
・「なりすましじゃありません」という音声で本人と信じ込ませる
・なりすました人物の動画で信じ込ませる
●第4章 考えられない状況に陥れる
・「使えなくなる」不都合で焦らせる
・「盗まれている」で焦らせる
・コラム キャッシュカード詐欺盗の被害者は高齢の女性が多い
・「捕まる」で不安にさせる
・警告画面で焦燥感を煽る
●終章 だまされる可能性を下げるには
・パソコンやスマートフォンの通知をオフにする
・メッセージはまず疑う
・オフィシャル情報を確認する
・URLにアクセスする場合は事前にチェックする
・電話番号をチェックする
・広告ブロッカーを利用する
・「相談は恥」と思わない
■著者プロフィール
●株式会社ラック 金融犯罪対策センター:情報セキュリティ分野のリーディング企業である株式会社ラックが、近年増加するサイバー犯罪や金融犯罪に対応する専門組織として、2021年5月に設立。「安心して利用できる金融サービス環境の実現」を目指し、多角的な取り組みを展開している。ラックが持つ最先端のセキュリティ技術やAIの活用に加え、元金融機関での経験を持つ専門家が中心となり、現場の知見を活かした実践的な対策を提案。ITにくわしくない方でも安心して利用できる仕組みづくりを支援し、だれもが安心して暮らせる社会を目指している。