【感想・ネタバレ】はじまりのバタイユのレビュー

あらすじ

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文学、哲学、宗教学、経済、人類学など多岐にわたる分野で決定的な足跡を残した20世紀の思想家ジョルジュ・バタイユ。その思想の中核に位置する贈与と共同体の主題に焦点を当て、現代における自然と人間の関係、財産、所有、家族などの問題を論じ、さらにはアナキズムの倫理と衝突させることで、来るべきバタイユ像を描き出す。第一線の論者たちによって結晶化した、刺激的な手引き書。

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Posted by ブクログ

若干内輪感も否めない章立てが結構面白かったし、最後の章のバタイユのことばと執筆陣の文章とを並列しているのも、バタイユ的でいいなと思った。
陣野先生の論考はやはり見事で『空の青』における足元感の喪失を、女性と窓が果たす役割から考察し、自分のフィールドであるブルーハーツにまで引っ張ってゆく力技がらしくていい。
後半の贈与の章は両義性の点が少し面白く、贈与論の理解が進んだ気がする。
アリストテレス読まなきゃな…

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2025年04月09日

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