【感想・ネタバレ】シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と青の公爵のレビュー

あらすじ

ハイランド王国の冬。王家が認める、幸福をもたらす砂糖菓子の作り手=銀砂糖師を目指す少女・アンは、宿代にも事欠く貧乏っぷり。子爵のヒューに才能を買われ、城で修行しないかと誘われるけど、自分の力でがんばるため断ることに。そんなとき、フィラックスを治めるアルバーン公爵が、望み通りの砂糖菓子を作った者に破格の報酬を出すと知り……!? 大反響を呼んだ、第7回小説大賞受賞作、待望の第二弾!!

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第一巻が面白かったので早速第二巻を読んだ。また泣いた。ううう。今回の銀砂糖菓子が読むだけですごく綺麗だというイメージが伝わってくる。しかも公爵の想いに本当に感動した。最後の最後幸せを手に入れたようで、祝福したい。アンにありがとう。

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2014年06月13日

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ネタバレ

シリーズ二作目。優しい文章と裏腹にジョナスの嫌な奴感+小物感が増していて、悪意が際立って見えるようでした。
アンの職人としてのプライドとか「作りたい」という気持ちがアルバーンの最後の台詞に繋がってるんだと思うと感無量でした。
きっと、何かが宿っている。
そんな風に思わせてくれる砂糖菓子、自分も欲しい限りです。
それにしてもシャルかっこいい!ちゃんとアン(というか人間?)を理解しようとしている姿にときめきました。
ヒューの振る舞いに「人間だなぁ」としみじみ。

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2011年08月26日

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三川みりによる「シュガーアップル・フェアリーテイル」の第2巻。2023年にTVアニメが放送されました。人間が妖精を使役するハイランドで母を亡くしたばかりの少女アンが、母と同じ銀砂糖師になることを目指し、戦士妖精のシャル達と銀砂糖師の称号を得るため旅をする物語。アルバーン公爵からの仕事の依頼を通じて、アンとシャルの関係性が少しずつ変わります。周りからは一目瞭然ですが。また、ジョナスのクズっぷりがアンの芯の強さを際立たせています。このクズを許せてしまうアンが凄い。シャルとミスリルのコンビも凸凹コンビで面白い。

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2024年08月27日

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 前回の大移動・冒険に対して、今回は公爵の城に籠城。
 読み終えて思ったことは、前作登場のジョナスの印象が変わったこと。前作では底意地の悪い悪知恵の働く奴、という印象だったが、今作では何だか情けない奴。懲らしめたいと言うより、今後の成長に期待したい。
 アンとシャルが仲良くなってきているのが嬉しかった。前作ではアンの「お願い」に嫌々従っている感満載だったシャルが、アンの意思を汲み取ろうとしている!笑 アンの「かかし呼びより名前呼びのが嬉しい」も非常に可愛らしい。

 前作では妖精に対する差別的処遇があったが、今作では妖精に厳しい人がほぼゼロで、アンとシャル達の関係性が(この世界の常識とは)ズレていることを誰も指摘しない・非難しないのが疑問だった。
 あとラストの「銀砂糖菓子を日がな眺めて…」って、砂糖菓子そんなに持つのか? 水で練ってるのに、腐るんじゃ。

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2016年09月18日

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ネタバレ

林檎不足でラドクリフ工房にて銀砂糖作りに励むアンが
よきライバルキースとも出会い、
ちょっとシャルともお互いいい感じ…
と思いきや、銀砂糖師になれてもシャルがあの女のモノに
なったら意味ないでしょ、で終わるとは。
単純ハッピーエンドじゃないのはいいけど、
続きが気になる。

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2014年05月26日

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ネタバレ

失ってしまった大切な人の面影を追ったけれど、やはり面影にしかすぎなかったことに気づいて、でも、それに気づくことでその人自身はようやく救われた。ということでしょうか。
それにしてもジョナスのキャラはいいですね、次回にも期待です。

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2014年01月24日

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大好きなシュガーアップルシリーズ第二巻。
再読後に感想を書きました。

一巻に引き続き、馬車操業をしながら職人生活を続けるアン。
一巻で雇った戦士妖精のシャルと、たまたま助けた恩を返させろと勝手についてくる水の妖精ミスリル。
食べていくのがやっとの極貧生活を送りながらも、それなりに仲良く暮らしていた人間一人と妖精二人。
尊敬すべき銀砂糖師の称号を得た職人であった、亡き母親エマの魂を送るためにも、年末はどこかの宿でゆっくり砂糖菓子を作って過ごしたいと願うアンたち。
そんな折、フィラックスを治めるアルバーン公爵が、報酬を破格の千クレスとして砂糖菓子職人を募っていることを知るのですが…。

アンがいかにして一年を過ごしているか、なんとなくわかる回でした。
一巻で大嫌いになった彼がもっともっと嫌いになり、最後には哀れになるような、読み手の感情の起伏を激しくさせるストーリー展開(笑)
ひたむきに「恩返しさせろ!」とくっついてくるミスリルが可愛くて仕方なかったです。
そしてシャル。相変わらず毒舌ながらも、いざとなればちゃんとアンを守ってくれるあたり、さすが百年以上生きたじいさ…妖精さんです…。
今回は銀砂糖師の資格を取るためではなく、砂糖菓子職人として依頼者からの難題に立ち向かっていく姿が見れましたが、さすが、アンの職人魂に惚れました。
心を病んだアルバーン公へ送った、アン渾身の砂糖菓子…。
心が温かくなり、切なくなり、最後にはほんのりと甘い砂糖菓子の香りと銀砂糖生成に失敗した時の苦さをちょっぴり残してくれたような、そんなお話でした。

本当に、このシリーズは読み手に沢山の感情を味あわせてくれます。
喜びも怒りも悲しみも、アンの作る砂糖菓子の甘さがちょうど良く「シュガーアップルシリーズ」の味として、私たちに届けてくれる。
これほど好きになった少女小説は今までにありません。

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2011年06月02日

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前巻で銀砂糖師にはなれなかったアン。せっかくのヒューのお誘いも断っちゃって、ラドクリフ工房の方々から嫌がらせもされちゃって、でもそんなのにも負けずにがんばるアンはかわいいなぁって。やっぱり、猪突猛進しない、がんばる女の子は好きです。

毎回タイトルに色が付いた誰かが出てくるけど、今回の「青の公爵」はかわいそうな人でした。愛も深いとその愛をなくしたときに壊れちゃうんだとしみじみ。

アンが作った妖精の砂糖菓子から復活しちゃうのかと一瞬思っちゃったけど、そうはならなかったのもよかった。

それにしても、ジョナスは完全に悪役ですね。っていうか、余裕のない小悪党って感じでしたけど。彼がいい人になるときはあるのかなぁ。

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2014年05月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何て軽い読み物! こんなすぐ読み終わるとは!

アンとシャルとミスリルの3人の本当の旅がスタートかと思ったら半分は室内に籠ってたね・・・でも砂糖師なら、旅ばっかしてられないか

失った妖精の形を求め続けるアルバーンの狂気具合が少し怖かったなぁ
それにしても砂糖菓子ってどうなってんの? 等身大のサイズにも出来るわ透明感も出るわで・・・綺麗なんだろうけど、イメージしてるの以上に粘土みたいなのかな? すごく不思議だ
あと、生涯虜囚になってしまったアルバーンだけど、砂糖菓子ってカビないの? クリスティーナの絵画も持ち込めてるといいけど

今回はシャルやミスリルの好感度が上がった一方で、ヒューの好感度はぐっと下がった
彼が言うように、彼もまた人間って分かってても、羽を奪って妖精を操ろうなんて

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2014年02月08日

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