あらすじ
顧問弁護士と監査役の立場から父親を糾弾する息子の葛藤とは!?
グリーンヒルA不動産社長の樋山は、25歳の時に不動産会社を創業し、年商1500億円の上場企業にまで成長させたオーナー社長だ。ある日、監査法人からトンネル会社の不正を指摘され、社内に激震が走る……。国際弁護士作家の傑作・企業法律小説!
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Posted by ブクログ
【利益相反 コンフリクト】 牛島信さん
会社を興し、一代にして一部上場企業にまで育て上げた樋山健介。
ワンマン経営で自分の意見に反する者を粛清し、今や誰も彼に意見できない。
しかし、隆盛を誇っていた樋山のグリーンヒルAも不況の波には勝てず、
やがてリストラを余儀なくされる。そんな時、会社の税務を担当していた
顧問税理士が亡くなり不正な金の流れが監査法人の手によって指摘された。
☆
企業小説というのかな?ちょっと難しくて理解しきれなかった。
物語上、樋山が主人公になると思うのですが、樋山に仕える忠臣の
掛川も裏主人公と言っていいかと思われます。豪胆でイケイケドンドンの
樋山を後ろから支える臆病で慎重な掛川が、途中から野心を持ち
裏工作を画策します。しかし、彼は人の上に立つ器でない。
彼の意図した通りに物事は運ばない。。
人というものは過ぎた欲は持たず、器や分をわきまえて行動しないと
いけないと、この本を読んで思いました。。。