あらすじ
美しく才能にめぐまれたクリスタルは,バレリーナをめざす少女.でも,舞台で賞賛されるのはなぜか,放ったらかしで育った弟のドゥーンばかり――自意識に葛藤する姉と,孤独をかかえながら才能にみちびかれる弟.困難にぶつかりながらダンサーを目指す二人の十年間.『バレエダンサー』として愛された物語の新訳.
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Posted by ブクログ
2025年 いちばん熱い読書
素晴らしすぎました✨
大好き!
私の人生の一冊と言っても過言でない愛するバレエ漫画『SWAN』を超えてきそうなくらい本物だった。これまで観てきたどんなバレエ映画よりもおもしろい!
ゴッテンのストーリーテリング力をまざまざとありありと?感ずる。バレエだけでなく、家族と子どもを見る本物の目線がある。
クリスタルとヴェッポという姉弟のバレエの物語
しかしこの家族、込み入っています。
ロンドン郊外で八百屋と花屋を営む一家。
若い頃にダンサーのはしくれだった母は、一人娘のクリスタルをバレリーナにするのが夢でそこに猛進してゆこうとしている。
ところが2年後に望まない5人目!の男の子ドゥーンを授かってしまう…
父は仕事に、母はクリスタルに忙しく、
ドゥーンは店の小間使いのベッポに育てられた。それが彼の人生に素晴らしい影響をあたえる。若い頃サーカスにいたヴェッポは、ドゥーンにハーモニカとアクロバットの基礎を教えてくれた。しかしある日、母親の怒りに触れヴェッポは解雇される…
5歳のドゥーンを面倒みる者はなく、しかたなくクリスタルのバレエ教室について行くようになると、ドゥーンは教室の隅っこでバーレッスンのまねをして過ごす。そしてピアノ弾きのフェリクスさんと友達になり、彼からピアノを教わる!
ドゥーンはバレエに夢中になっていて、教室のお手伝いの夫人や先生にも見出されていくけれど、クリスタル上位の母はドゥーンの才能をを認められない。
父は男の子がバレエなんて以ての外。
こんな境遇なのに、ヴェッポやフェリクスさんにたっぷり愛されたドゥーンはまっすぐ育って行く。
そして、ここから王立バレエ団に入りダンサーを目指す、美しい姉と天性の才能を持つ弟とのバレエストーリーなのです〜!
まったく、バレエだけでなく家族のすべてをリアルに感じられます。
うちも娘にバレエを習わせていたので、ママ同士の嫉妬みたいなものは山ほどあったから…懐かしい!
ドゥーンだけでなく、クリスタルの初恋や弟への嫉妬と愛。ラストも素晴らしく、涙なしには読めなかった…
バレエを知らない人も夢中にさせます!