あらすじ
登場人物全員、偽善者。
読んだら”人間不信”になる、エゴイスティック・ミステリー!
幸せ絶頂の結婚披露宴のさなか、新婦・沙也香が吐血して倒れてしまう。カメラマンの桜庭によると、シャンパンに毒が混入していたようだ。
犯人捜しに乗り出す新郎・和臣と桜庭だったが、容疑者である彼女の親友や母の偽善ぶりが次々と明らかになり、さらに沙也香のどす黒い過去も見え隠れして――。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
結婚式で新婦が吐血して倒れた。シャンパンに毒が混入されていたよう。親族、友人の誰が犯人か。毒が混入されていることに気づいたカメラマン、と新郎で犯人探しをする。
「いい奴」が一人もいない小説…
面白すぎて一気読み!
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かった。
タイトルがまさに内容そのもので、
キャッチの「全員、偽善者」も清々しいくらい合ってた。
もともと性悪説派なので人間はこんなもんだろうという感想だけど…
犯人がひっくり返されていって、「えー!」ってなる展開がリズミカル!
ただ、中盤で、もしかしてこの旦那さんって?もしかしてこの奥さんって?ってある程度真相が見える。
桜庭の今後もどうなるか気になる…
Posted by ブクログ
タイトルには、あまり惹かれませんでしたが、エゴイスティックミステリーと書かれた帯に何故か惹かれました。どんどんギアを上げていく主人公?。読み終えたら、主人公という言葉は消えます。後半一気読み!頭の中を激しく揺さぶられました。誰も信じたらいけない。ほどほどに。
Posted by ブクログ
「あなたのためだから」っていう履き違えた善意の押し付けと歪んだ正義感。
それ、誰も頼んでないよ笑
皆んな性格悪かったけど、和臣が一番嫌だな。
浅はかで思い込みが激しく「正義のヒーローのオレ」に酔っちゃってる。
最後の一悶着も、まぁ本性が出るわ出るわで面白かった。桜庭が意外にもあざとかったね。
Posted by ブクログ
自分に対する戒めのような気持ちで手に取った。
口にしなくても「あなたのため」と思うこともあるから。
本当にその人のためなのか、行動を起こす時は一度立ち止まって考えることにします。
Posted by ブクログ
「あなたのためだから」
この言葉に胡散臭さを感じるのは私だけだろうか?
夏原エヰジさん、本作もリーダビリティ抜群。
読んでいて心地良さは皆無だが、イヤミスへの振り切り具合が半端なく一気に読まされる。
結婚披露宴の最中、新婦・沙也香が吐血して倒れた。
彼女のシャンパンに毒を入れたのは誰?
犯人捜しに乗り出した新郎だが、徐々に見えて来る人間の本性。
タイトルの言葉の裏に潜む偽善と自己満が発覚する度に人間不信に陥っていく。
私の周りは大丈夫?と、読後きっと誰もが疑心暗鬼に駆り立てられるはず。
途轍もなく嫌な話だが心をエグられる。
Posted by ブクログ
いやー面白かった!!テンポよくサクサク読めます。
帯の〖全員偽善者〗に惹かれたんですが
多かれ少なかれ人間なんてみんな[いい人]だし[わるい人]よね。
でもエピローグにはちょっとびっくりしたな。
私も先入観で[いい人]のカテゴリにあの方を入れてしまっていたんだな、と。
Posted by ブクログ
こわー!!!
人間ってほんとに何考えてるかわからないから怖い…
こればっかりは気をつけようと思って対策できるもんでもないからな。
とりあえず後半とんでもないお話でした!
Posted by ブクログ
とある夫婦の結婚をめぐる、エゴイスティックミステリー。
エゴイスティックミステリーて何?と思いましたが、読んでわかりました。
登場人物の多くが、相手のことを想って⋯という理由で良心を押し付ける偽善者でした。
毒を盛った犯人を探すべく和臣と桜庭が、各人にあたるたび、知らなかった面が次々と明らかになり、それによりえ!え!となり、物語に惹きつけられるとともに、疲弊したのは、自分が和臣のような単純な人間だからなのかなぁ⋯と思いました。
桜庭のアイデアとはいえ、沙也香が自分の意志で和臣の愛を試したり、離婚後平気で実家に帰ったりしたことから、図太いところもあるとわかり、なんだかホッとしました。
Posted by ブクログ
登場人物のほとんどがクセ強
ここまでとはいかなくても、誰しもが少しは持ち合わせている側面が見え隠れする気がする。
ラストは、そう来たか、なんだけど、全体的に表面をさらってる感が否めない。
Posted by ブクログ
ぜんぶ、あなたのためだから
夏原エヰジさん
おもしろかったー
というか、イアミス
良い人悪い人
偽善者
読んでみないとわからない
自分はどうだろう
周りの人たちはどうだろう
こわいこわい
Posted by ブクログ
1日で一気に読み終えた。読みやすかった。
えーこの人が、あーこの人なの?まぁこいつもか!とか思ってる間に終わった。
全員が偽善者?なのは小説だけど、意外とあることなのかもなとも思うけど…
Posted by ブクログ
「全員偽善者」という帯に興味を持って読み始めたものの、あまり好みの文章ではなく何度も読む手が止まり…数日かけてなんとか読み終えました。
登場人物ほぼ全員、偽善者というか普通に性格が悪い人たちでしたね… 手段を選ばない人間ばっかりで、訳わかんない世界って感じでした。
⭐︎2に近い⭐︎3です。
Posted by ブクログ
※
『あなたの、ため〜』という、
言葉の奥にある自分本位な善意と正義感。
清々しいまでに暴きあげる偽善者の本音。
人の善意も純粋さも、全て疑いたくなる面白さ。
Posted by ブクログ
いやなタイトルですね。「あなたのためだから」言われたら距離置く言葉ベスト10いりです。
新郎和臣の漂うモラハラ臭、いい人が剥がれた時にはキタキタ~!!となりましたよ。
いろんなタイプの「あなたのためだから」に触れられます。やだやだ、、、
Posted by ブクログ
2日で完読。
「いい人」であろうとするあまり、結局は自分ファースト日曜日陥ってしまう人間の性を描いた作品。
読みやすいのだが、後に残るものなし。ライトノベルとして良。
Posted by ブクログ
うわーゾッとしますね、このタイトル。
言われたら絶対にイラッとすると思う。
だけど誰しも意図せず偽善者してるもんな…残念ながら自分も含めて。
そういう狡さが分かってしまうので読んでいる間は顰めっ面になる。
最終的に「どのキャラが一番マシか」と真剣に考えるぐらいには不快。
好きなキャラは皆無だけど、ダントツで嫌なのは和臣、お前だ。
Posted by ブクログ
テンポ感がとてもいい。
飽きずに読めると思う。
結婚式挙げた人は、友人たちにどうだった?と、
聞けばよかったというけど
実はこう思ってるとか裏側みたいなのが少し見えて辛い。
このお話は再婚で、同じ友人や元妻を呼ぶのは流石にやばいと思うが。
人間は夫婦であっても他人。
異文化同士なんだなと思いつつ、
この本の登場人物はヤバいやつにはヤバいやつが集まるなと思わせてくる。
結婚式のプランナーさんが犯人だったのは予想してなかったなー。花嫁がヒロインぶりたくて自分で入れたかと思った。
毒親も悪いけど、
意地悪な友人とか毒親と距離を取らない花嫁もやばいなと。
結婚式って色々な思惑が渦巻いてますなぁ。