あらすじ
「私の死んだ理由をお伝えします」。その死体は何を語るのか。
ベストセラー元監察医による検死、解剖にまつわるエッセイ集。
【章立て】
序文 「私の死んだ理由はこうなんだ」
第1章 死体はこう言った
第2章 監察医の涙
第3章 監察医と奇妙な死体
第4章 人はこうして「変死」する
終章 妻の死
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
解剖により、さまざまな事が判る現実に驚嘆致しました。またポックリ逝った場合も変死体となるなど興味深く読み終えました。
ただ、監察医制度は一部の都市圏に限られていることは残念です。各県にその制度がいち早く整備されることを願い、感想にかえさせて頂きます。
Posted by ブクログ
法医学者が書いてる本で実話
アンナチュラルとか好きな人にはおすすめで勉強になる
東京とそれ以外で地域差があったり、知識がある人からしたら割と完全犯罪もあり得ちゃうのではと怖くなった
Posted by ブクログ
中山七里の『ヒポクラテスの誓い』シリーズを読んで、「死者の声を聞く」という法医学のあり方に関心を持つようになりました。
日本ではなかなかアメリカのような監察医制度が定着せず、死因を明らかにすることが難しい状況も少なくないようですが、30年以上監察医として勤務し、日本に「法医学」を定着させ、「死体について語る」という行為を世間に受け入れさせた『死体は語る』の著者のエッセイは、法医学という学問に興味を持たせてくれます。
もちろん、医学部に合格して医師免許を取得する、という過程は難易度が高く誰もが達成できる目標ではありませんし、法医学者として検案する遺体は損壊していたり、幼い子どものものであったりと、正視に耐えないものもあるでしょう。文字では表現できないような腐敗臭にも直面すると聞きます。
大変な仕事だと思いますが、筆者が穏やかな語り口で、死者へ敬意を抱きながら丁寧に死体に向き合っているエピソードを読むと、法医学という学問分野がもっと注目されるべきだと思いますし、「社会医学」「予防医学」という観点からも、医者を目指す人の将来の選択肢のひとつに加えてもらえると良いな、と思います。