【感想・ネタバレ】社会起業家 社会責任ビジネスの新しい潮流のレビュー

あらすじ

単に収入を得る手段としてだけでなく、自己実現のために、そして環境・人権などの課題に使命感をもつ―このような価値観をもって働く社会起業家がいま注目されている。社会責任投資の高まり、企業とNPOのパートナーシップといった新しい動向を明らかにしながら、アメリカ・日本の社会起業家の生き方を紹介し、その意義を考える。

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ネタバレ

起業家への応援歌。

髪の毛が真っ白になった方、
廃業した方、
夢を忘れて、維持に走っているように見られている方
などなど、必ずしも薔薇色ではないかもしれない。

仕事柄、起業家を支援しなくてはいけないのに出来ていない現状が嘆かわしい。

技術支援をしなくてはいけない組織なのに、「仕事がないか」「人がいないか」の相談が多い。

原点に帰れなくなる起業家はそう多くない。
次世代に引き継げない悩みは耳にする。

次世代は次世代で起業してもらえばいいということだろうか。

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2012年02月24日

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E-KENが貸してくれました

「ソーシャルビジネス入門」では、
企業の活動や理念について書かれていたのに対し、

社会企業家、社会的企業の理念について書かれている本。
グリーンMBAは初めて知りました!

とても勉強になる本。


2009.11.29  推薦入試に向けて

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2009年12月27日

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「社会をよくしよう」という志の下に、問題意識を持ちながら働いている社会起業家。
こんなポジティブな彼らにも悩み、ジレンマ、葛藤はある。

例えば、「社会にやさしいビジネスというだけでニッチ産業と受け取られ、ビジネス界のメジャーと見てもらえず、投資家や取引先を探す上で困難がつきまとう」、「NPOで働くことは尊い行為と思われているが、実際にはそれなりの見返りがなければ続かないし、優秀な人材も集まらない。そこでビジネス化を進めようとするが、今度は逆に、商業的との批判を浴びる結果となる」などだ。

しかし、「NPOのような企業」や「企業のようなNPO」が存在し大活躍している。
また、ビジネスの社会化やNPOのビジネス化が高まっている。

本書はビジネスや社会のことを深く考えている人々にとって、なんらかのヒントを与えてくれるだろう。 ☆y1☆

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2009年10月04日

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筆者が社会起業家から教わった生きかた、働きかたの10の極意。

?自分の好きなこと、楽しいことに夢中になろう。
?いろいろな人と喜びや悩みを分かち合おう。
?効率を優先させない。何が大切かを見極める。
?かわいい子には旅をさせよ。かわいい子だけでなく、自分がかわいい大人も旅に出よう。きっと名案が浮かぶから。
?おかげさまで、の気持ちを忘れずにいよう。
?あきらめるから失敗する。成功するまで頑張ろう。
?人と競争するのではなく「協奏」しよう。
?人生に無駄はない。一見、マイナスなことでもそこから何かが見えてくる。
?人がどう思うかではなく、自分がどう思うかを大切にしよう。
?たまには自分を褒めよう。

ちょっとクサイ部分もあるけれども、本当にその通りですね。いちいち納得です。日々変わりゆく社会を見る眼が、よりポジティブになりそうな素敵な一冊でした。

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2009年10月04日

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ひとつに、消費者の啓蒙の重要性を感じた。
環境に配慮していたり、きちんと労働基準を守る企業の商品を選んで買ってもらう。そういった雰囲気を醸成する必要がある。

市場における商品選択の基準を、より人道的・環境配慮的なものにシフトすることによって、企業の利益至上主義を資本主義の内部から解体させる。解体というより「ずらす」。そういう試みも可能なわけで、とても面白いと思った。

つまるところ、買い物は常に政治的な行為なのだ。
消費者としての市民は、労働者としての市民と同等に重要なトピックだと感じた。

そして、消費者がよりよい商品選びをするための選択肢を、社会事業家が積極的に示していく。
進歩的な企業の 良識的な振る舞いが、他の企業の経営方針にも影響を与えていく。

営業成績以外の評価基準を新設し、意識的な投資家たちに示していく。

そういった投資家が援助するのは、「所属する組織に対する忠誠心」よりも「目標達成に対する忠誠心」を持った人たち。市場原理に飲み込まれることをうまく避けつつ、思い思いの社会貢献事業を目指す。

企業や個人のミクロな行動が、マクロ的な市場全体に影響を与えることが可能であることを示していると思う。


ところで、筆者は行政のダメダメさを自明として、「官から民へ」みたいな項目もメリットとして掲げているが、「社会事業」って そもそも そういう枠組みの話なのか、対比されるべきものなのか疑問。
「官僚」ははたして非効率なのか、社会に関する事業をすべて個人に任せて良いのかは、また次の機会に考えてみたい。

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2012年12月06日

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国内外で活躍する社会起業家達のやりがいと困難をわかりやすい文章で簡潔に掘り下げていってくれる。
なかでも私はSRIであるとか、NPOにも求められるようになってきた経営的な視点に惹かれた。
善意だけでは長期的な社会貢献は難しいというのが私の考えである。第一世代の社会起業家達が、自らが正しいと思って営利活動に勤しみ、その結果として社会貢献が付随してきたというこのモデルこそ、理想であると考える。そのようなモデルが生まれる背景を作るには消費者の監視が不可欠である。
しかし消費者全てがいちいち「この企業のこの製品はどこどこでこのような方法で製品を作っている」という風に調べていくのは困難である。そこでSRIである。SRIが企業倫理の監査として機能するには私達、消費者が環境や福祉、労働基準といった新しい経済的価値について関心を持たねばならない。
我々消費者は、価格やブランドといった選択が主流となっている現状の経済から、もう一段階上へと考えをシフトする必要があると感じた。

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2012年06月27日

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 岩波新書にしては分かりやすかった(笑)。社会起業家というのがどのようなものなのかよく分かった。ざっくり説明すると、社会に与える影響を十分に考慮しながら、最終的に公益につながような手法で利益を追求する起業家のこと。
 高い志と優れたスキルがなければ社会起業家になれない訳ではない。社会起業家は、ちょっとした問題意識から生まれることもある。社会起業家は「難しい」とか「流行に過ぎない」とか思っている人には是非とも読んで欲しい。

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2012年01月13日

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ネタバレ

副題に『社会責任ビジネスの新しい潮流』とあるように、社会責任投資(SRI)を中止に社会起業とNPOの動向を紹介しています。日本でも有名なスターバックスについても触れています。
彼ら社会起業家たちは環境や人権問題、地域再生等に対し、使命感を持って活動・起業している様が伺えます。他人任せでなく、『自分が変えていくんだ!』という責任感が強く、その志に共鳴した人々が、ついには今日の世界システムの変革を起こすまでに成長する姿には脱帽と敬意を表するばかりです。
非常に新鮮で、この様な世界があるのだと改めて知らされた内容がこの一冊に凝縮されています。
サクサク読めて面白いのですが、その実態、設立当初の思いと実際の現場の行動が今も一貫しているのか、また設立数年後の課題をもう少し具体的に述べてほしいと感じました。今やNPOの存在意義は不動の地位となっていますが、乱立するそれらは受益者が特定されており、万人が利用するものではありません。そのため、NPO活動についてよく分からないという人も多いはずです。また、SVN(ソーシャル・ベンチャー・ネットワーク)もNPOも、いまの時代だからこそ隆盛できる背景がありますが、数十年後には廃れていく可能性も否定できなく、それについて言及してくれたら更に面白いだろうと感じました。

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2011年09月07日

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【内容】構成としては、前半に社会起業そのものやその背景についての概念的知識、後半は実例の紹介というわかりやすい形になっていた。社会起業家についての知識がかなり少ない人への導入の本としては最適。
【文責】みなみ

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2011年10月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
単に収入を得る手段としてだけでなく、自己実現のために、そして環境・人権などの課題に使命感をもつ-このような価値観をもって働く社会起業家がいま注目されている。
社会責任投資の高まり、企業とNPOのパートナーシップといった新しい動向を明らかにしながら、アメリカ・日本の社会起業家の生き方を紹介し、その意義を考える。

[ 目次 ]
第1章 NPOのような企業、企業のようなNPO
第2章 ビジネスの社会化、NPOのビジネス化の潮流
第3章 社会起業家を生み出す基盤
第4章 活躍する社会起業家たち アメリカ篇
第5章 活躍する社会起業家たち 日本篇
結びにかえて-社会起業家たちのインパクト

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月26日

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 社会起業家ってなんだ?と聞かれても、正直答えられない。この本は「社会起業家」として活動してる人びとの実際の活動中心に書かれている。私はこのことを「考えるのではなく、感じて、行動しろ!」という著者からのメッセージとして受け取った。たぶん著者が伝えたいのはそういうことなんじゃないかな。日本の例が少ないのが惜しい。

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2010年05月26日

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社会起業家の全体的なイメージをつかむのに非常によかった。
というのも
・社会起業家とは何かについて書かれている
・事例が多く載っている
この二点がよかったからであろう

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2010年03月09日

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印象に残った事例
・ヒューレット・パッカード。インド南部の貧困地域にコンピュータを普及させようとしたとき、現地に電気が通っていないこと、インド人が写真付き身分証明書を持たなければならないことから、太陽光発電式のプリンターとデジカメを売り込んだ。現地では写真ラボというビジネスが生まれた。
⇒自社の新製品の開発、現地の新ビジネスの普及とステークホルダーの利益に貢献
・パタゴニア。自社がつくる洋服が環境に与える影響の自己調査を実施。綿布には枯葉剤や化学薬品が使われていた。その結果、ペットボトルを再生したフリースやオーガニック100%のコットン
に切り替えた。環境に与えるダメージは購入した後にも発生する。洗濯、アイロン、ドライクリーニングである。そこでアイロン、ドライクリーニングが不要な製品をつくった。製品の影響はトータルコストで評価する必要がある。自然染料でも色落ちが早ければ、すぐ棄てられて環境負荷は大きくなる。そんな場合は科学染料のほうが良いかもしれない。
・画期的な喫茶店「ホワイト・ドッグ・カフェ」。市内の貧困地域の子供たちをレストラン産業へ結びつける専門学校の設置。リサイクルや水質浄化の現場を見学するエコツアー。(これらは
第一義的な知識と経験を得られることができる。これらの知識は直感を与える。)日曜の映画上映会。国際問題を話題にしたテープルトーク。(このような話題は当事者意識が醸成されにくいため、知識のひけらかしに終わってしまう可能性もあるだろう。)食事、教育、体験のトータルコーディネーションとしての場の提供が先進的である。

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2009年10月04日

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社会起業家って友達が喋っててなんだろうって思ってて
この本を見つけた時にその疑問が再び沸き起こってきたから読んでみた。

利益一辺倒ではなく、社会の利益(いわゆるNPOがカバーする事)を考えて行動する企業
ないしは、寄付金等に頼ってばかりではなく、利益をあげる事ができるNPO
のどちらかを率いる、設立する人たちを社会起業家と呼ぶらしい。

例えば、営利企業として設立されたアイスクリーム屋さんなんだけど
売上の多くを寄付に回したり、アイスクリームのカップをエコな紙で作ってたり
っていうのが、社会の利益を考えて行動する企業(企業の社会化)
逆に、NPOなんだけどやたら資金に占める売上高の割合が高い事は
NPOのビジネス化、というらしい。

はっきりした定義があるようだけど実はないっていうのはわかった。少なくとも伝わってこなかった。
今まであった営利企業がCSRとかをはじめたらそれは社会起業家が率いてる企業と呼ぶのか?
普通のNPOも収入の50%以上が売上というところがほとんどらしいが、
じゃあどこからが資金に占める売上高の割合が高いというのか? とか、疑問は湧いたけど答えはなかった。
まあ、たぶん言葉の定義なんてそんなに重要じゃなくて、重要なのはこういう現象が起きてる事、だろうけど。

なぜ、こういう状況になったのか。変化が起きつつあるのか。
会社は、
グローバル化し国家を凌ぐほどの経済規模を持ち始めたから
ステイクホルダーズの要求が変わったから
エンロン事件の影響(エリートMBAホルダーが大企業のあり方に疑問を持ち、公正な企業の起業に走った、らしい)

NPOは
小さな政府の増加
資金調達が困難である事
ベンチャー・フィランソロピーの登場(ビルゲイツの財団とか。今までの寄付者と違い、長期的な視野に立ち寄付をし、
かつNPOに足りない経営手腕等々を重要視し、それを提供できる財団が増えた)
らしい。
さらに、彼らが協力し始める事がどちらの利益にもなるため
パートナーシップを組み始めている(例として、スタバがフェアトレードのコーヒーを使ってる事)

その潮流は、
グリーンMBA(コンプライアンスやサステイナビリティ等の授業がMBAでも必須科目になり始めている)
社会責任投資(Social Responsible Investment:SRI)
社会起業家ネットワーク
みたいなものでさらに補強されてるのだとか。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ビジネスを通じて社会を変えようと登場した社会起業家についてまとめた本。出版が2004年と古いため、あまり目新しいことはなかったのが残念。

①社会起業家とは(結びにかえて)

(1)経済への貢献
(2)市民社会の形成
(3)ライフスタイルの提唱

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2013年02月21日

Posted by ブクログ

もともと環境問題に意識があったというよりも、何かに夢中になっていろいろなことをしていった中で、最終的に環境をテーマにしていく人の方が、起業家としては向いているのかな?と思った。
私はまだまだ勉強不足だが、サラリーマンの傍ら、副業として、なにか活動ができたらいいなと思う

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2011年08月12日

Posted by ブクログ

利益追求を最上の使命とする、現代の資本主義。
だが最近その前提は、崩れつつある。
「社会のための良いことをしよう」「生きがいを持ちながら働こう」そう思いながら活動する人間たちの増加により、社会の在り方自身が変わりつつあるのだ。

以前、table for twoの代表者の方が書いた本を読んで、結構面白かったので、社会起業、というものに興味を持って読んでみました。
自分個人としては、寄付から成り立つボランティアよりも、ビジネスとして成り立つ社会活動、この本で言う第二派の社会企業に興味を持ったクチです。

こちらの本は、第一派、つまりボランティア・寄付を主体とした団体の紹介をすることが多かったように感じます。
自分は最近の人間なせいか、「無償を基本とする活動」がどうにもピンときません。
「無償での活動」は、活動をやる人に余裕があるからこそ出来るもので、余裕が無くなればすぐさま切られることの一つだと思います。その点、それがビジネスであるのならば、余裕の有無に関係なしに続けられる。
もちろん、本人が大変でも無償活動を続けられる人もあるでしょうが、世の中にはそんな特別な人だけではないし、その他大勢の人の意識が変わっていくからこそ、社会自体も変わって行くものだと思います。
そんな多くの人の、何気ない、本人の大きな負担にならないような善意を呼び起こし、それをそのまま困窮している人々に届ける、それが自分の思い描いていた社会活動でした。

そもそも、社会活動の多くは、「No」の提唱から始まるものです。
「CO2を増やしてはいけない」「児童就労を許してはいけない」「貧困層からの搾取をしてはいけない」――。
それは至極まっとうな「No」であるからこそ、押しつけがましい空気を出しては、人を悪い意味で圧倒してしまうのではないでしょうか。

と言う訳で、ためになる本でしたが、「『悪い』と思わないあなたが悪い」と言われているようで、悪い意味で圧倒されてしまったようで。
何となく社会に良いことをしたいな、と思いつつも、そんなに強く「No」の意思表示をする覚悟の無い自分にとっては、実際社会活動を踏み込むのには二の足を踏んでしまいそうだな、と思ってしまいました。
いや、実際は、小さなことから始めていけば良いのでしょうが。

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2010年12月12日

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社会起業家と言う話が内々で出ていたので読んでみました。特に社会責任投資(SRI)中心に読んだんですが、あまり日本では進んでないんですね。特にSRIの市場規模と言うのは余りに小さい。ヨーロッパとかは比較的早い段階で社会貢献に関する動きと言うのはあったみたいです。オランダはこういう社会的に有望なテーマに早くから取り組んでるイメージがあります。本読んでてもよく出てきます。このSRIについてもオランダのトリオドス銀行と言う存在をWBSで知ってから興味を持ち出しました。日本では単純に起業と言うことを後押しする制度が弱いと、この本にもありますが、更に新しい概念である社会起業と言うものにどれほど寛容なのかが気になります。新しいと言いましたがもう何年も言われているテーマです。お金もそうですが回転力を上げて物事に取り組まないともはや先進国としてやっていけない気がします。いずれ外国の力を借りなければ前に進めないのかと、この日本国だけを見てると思ってしまいます。まあ、もちろん個人的に協賛を得れると言うこともあるとは思いますけど。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

社会起業家の事例研究の教科書、といった感じ。
特に、海外の例をシンプルかつ淡々と記しているのは、効率的に海外事例を頭に入れられるのでよいかも。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

★必要なもの
・熱い思い
・行動に移すパワー
・現実問題を乗り切る頭のよさ、要領
・個人でできることと、他人とつながって初めてできることを区別する

★社会起業家の形態
・NPOのような企業(社会運動として、会社のイメージアップのため)
→EX.)アイスクリーム屋、環境専門の法律事務所、パタゴニア等、CSRの強化(多国籍企業の責任の拡大)
・NPOやNPOのような企業に出資する企業
・事業型NPO
→効率化を図った。寄付ではなく、投資を受ける。
Ex.)投資先企業を査定するNPO、地域開発

★扱う分野
人権・環境・労働・貧困・不正など

★個人の参加
・消費者として→ボイコット
・投資家として→投資(優良企業の基準、「ダブル・ボトムライン」)、物言う株主

★社会起業家の育成
・MBA:NPO運営、CSR、資金調達方法
・「かっこいい」「好き」のエネルギーを使ってよし!

★社会起業とは・・・
「問題解決型の社会事業」
ボランティアは助けるだけでなく、問題にこだわること。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

1.自分の好きなこと、楽しいことに夢中になろう。 2.いろいろな人と喜びや悩みを分かち合おう。

3.効率を優先させない。何が大切かを見極める。 4.かわいい子には旅をさせよ。かわいい子だけでなく、自分がかわいい大人も旅に出よう。きっと名案が浮かぶから。

5.おかげさまで、の気持ちを忘れずにいよう。 6.あきらめるから失敗する。成功するまで頑張ろう。 7.人と競争するのではなく「協奏」しよう。

8.人生に無駄はない。一見、マイナスなことでもそこから何かが見えてくる。 9.人がどう思うかではなく、自分がどう思うかを大切にしよう。 10.たまには自分を褒めよう。

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2009年10月04日

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