あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
発明や技術の革新が社会をどう動かし、歴史を変えてきたのかが分かる一冊。文字、プラスチック、自動車……現代人にとっては身近な約60のモノや技術を中心に、豊富な資料で丁寧に読み解きます。『宗教が変えた世界史』の続編。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今、読み進めている本が難解でなかなか読み進められないので気分転換として手にした本です。これがなかなか面白くて読み飛ばすのがもったいない本でした。「発明が変えた世界史」は「発明が変えた社会史」であり「発明が変えた人類史」でもありました。ある意味「サピエンス全史」のチャート式参考書みたいに感じました。もっともとってもわかりやすいのでイノベーションについてハラリ的な悲観はなくポジティブな印象です。カラーでビフォアーアフター構成もそれに寄与しているかもしれません。ただよく考えるとこの本の「20世紀前半の発明」の収拾のつけた方をどうつけるかが、本書に書かれていない「21世紀前半の発明」として成されなければならないと感じました。最終章である「20世紀後半の発明」が今の社会を作っているとして、その発明が「21世紀前半の発明」にどう繋がり、現在の社会をどう変えていくのか、これは大きな宿題だと思いました。