あらすじ
貴族文化が咲きほこった平安時代だが、庶民の生活は追いはぎ・盗賊が横行し、災いや鬼や魔物たちにおびえながら暮らす、混沌の世界だった。『今昔物語集』には、武士・僧侶・農民といった、それまでの文学では無視されがちだった人々が主人公として登場し、人間ドラマを展開する。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
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Posted by ブクログ
◎古文が苦手だったけれども古典が読みたくて手にした本。現代文で書かれ、挿し絵、解説付き、ほとんどの漢字には振り仮名があるので読み易い。
◎平安時代、「今は昔」で始まる物語。
51話の中で、一番好きなのが「さるの恩返し」。海で大きな貝に手を挟まれていたさるが赤ちゃんを連れたお母さんに助けられる。そして赤ちゃんを使って恩返しをする。お母さんにもさるにも温かい気持ちを感じ、好き。
◎一話ごとに「訳者からのひとこと」があり〜感想や時代背景などが書かれている。これが素の感想でおもしろい。