【感想・ネタバレ】青にまみえるのレビュー

あらすじ

酒にではない、お茶に酔ったのだ。中国有史五千年のはるか以前より、福建省の深山に自生し続ける、大地自然の気をたっぷり吸い込んだ悠久の茶。この、水に次ぐ命の飲み物に酔った時から、「私」の運命はゆったりと動き始め……。混迷を深める人の世の底なしの泥沼に、疲れはてた心と体を温かくうるおす、大人のための小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

シルクロードで有名なトルファン郊外の火焔山や高昌国址をスタートに繰り広げられるのは、一人の女性と中国茶との不思議な出会いと係わり合いだ。

次第に展開されていく悠久の国・中国を舞台とした茶の奥深さに引き込まれていく。

敦煌のはずれ、鳴沙山で一人のインテリと出会うことで巡りあった曰くつきの「大紅袍」との運命的な出会いが、主人公の牧ノ原夕子を中国茶の世界へと導いていく。

そして天からの声に導かれて彼女は美術の世界から離れ、日本で中国茶と係わる仕事を興していく、、、 そして、タイトルの意味は最後になって理解される。

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2012年03月01日

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