【感想・ネタバレ】歴史のIF(もしも)のレビュー

あらすじ

もし、あのとき、こうだったら?
日本史の「仮定」を解く!
些細な出来事が、後の世情を変える大きな転換点に!
だから、日本史はおもしろい!

もしも、
・石橋山で、梶原景時が「源頼朝を見つけたぞ!」と叫んでいたら
・鎌倉武士たちに教養があったら
・足利尊氏が大好きな後醍醐天皇に反逆しなかったら
・畠山持国が、男としての自信にあふれていたら
・浅井長政が織田信長を裏切らなかったら
・本能寺の変の時、織田信忠が逃げていたら
――日本史はどうなっていたか!

【本書より】
歴史を紐解いてみると、一見些細に見える出来事が、後の世情を大きく変える転換点になることがあります。
もし、一一八〇年の石橋山の戦いに敗れた源頼朝を、梶原景時が匿っていなければ、
日本の歴史は少なからず変わっていたのではないか。そう僕は思っています。
もしも、頼朝が死んでいた場合、在地領主たちが主人の元に集結し、政権を作り、独立を勝ち取るまでに、
ここまでスムーズに事が運ばなかった可能性も考えられます。頼朝がいなければ、武士の政権というものが誕生するまでには、
もう少し時間がかかり、武士の時代が到来するのは十年、二十年スパンで動きが遅れていたかもしれません。
そうなれば、私たちの知る鎌倉時代やそれ以降の歴史が、今とは趣を変えていたとしても、決しておかしくはないのです。

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Posted by ブクログ

鎌倉時代から戦国時代までの、さまざまな歴史の実際の流れを説明しつつ、もしも◯◯ならその後の歴史の流れが変わった(or変わらなかった)の解説です。そもそも、細かい歴史の勉強ができて、楽しく読めました。こんな感じの歴史の授業だったら楽しく勉強できたのではないかと思います。

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2025年11月29日

Posted by ブクログ

 この本は、よくある細切れのQ&A形式の設問集ではない。てくるような平面的な知識を紹介しているのではなく、もう一つ突っ込んで、歴史のifを突っ込んで書いている。そのためテーマごとの分量もバラバラで一つのifに20頁しか書いていないものもあれば、50頁を費やしているテーマもある。いわゆる企画物だと、Qによってその執筆の分量が異なる場合が多いのだが、この本は編集者主導の企画本ではなく著者が不思議に思っていることを自由に書いているのだ。

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2025年03月20日

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