あらすじ
「世の中にはいろんな人がいていいんだよ。そういう人たちがまた、いろんなことをいうよ。だけどね、俺もそうだけど人間は、年齢と共に作品の観方も変わってくる。時代も変わっていく。大丈夫だよ。人間は変わっていくものなんだよ」“世界のクロサワ”の傍らで約20年間、数々の言葉を聞いてきた映像プロデューサーが回想する、その威容。
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Posted by ブクログ
公私ともに黒澤家と交流を持った著者の黒澤明との思い出が綴られたエッセイ。時代遅れと揶揄されながらもリアリズムを徹底的に追求しようとする黒澤明のプロ根性が垣間見れると同時に、後期の映画制作での苦労が見て取れる。黒澤明の私の部分が見られるのは貴重だろうが、もう少し踏み込んだ部分が見られるともっと良かった。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
“世界のクロサワ”の傍らで約二〇年間、数々の言葉を聞いてきた映像プロデューサーが回想する、その威容。
[ 目次 ]
巨星堕つ―来たるべき日
接近―『影武者』の現場
アパートの巨星―二度目の邂逅
復活―『影武者』プレミア上映会の熱狂
七光り―『乱』の父と子
ライフワーク―『乱』の始動
巨星の美―幻の記録映画『能の美』
悲しみと栄光―『乱』の完成
願い―『夢』美しき葬列
背信と償い―『八月の狂詩曲』メイキング始末記
遺言―『まあだだよ』娘との現場見学
出発―それぞれの旅
[ POP ]
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