作品一覧

  • 夏みかん酢つぱしいまさら純潔など
    4.0
    1巻924円 (税込)
    伝説の屈指の女性俳人、存命なら百歳に。二冊の句集『春雷』『指環』と未刊行俳句集成、執念で生涯を追いかけた川村の「鈴木しづ子追跡」をあわせて一冊に。
  • 黒澤明から聞いたこと
    3.0
    1巻660円 (税込)
    「世の中にはいろんな人がいていいんだよ。そういう人たちがまた、いろんなことをいうよ。だけどね、俺もそうだけど人間は、年齢と共に作品の観方も変わってくる。時代も変わっていく。大丈夫だよ。人間は変わっていくものなんだよ」“世界のクロサワ”の傍らで約20年間、数々の言葉を聞いてきた映像プロデューサーが回想する、その威容。

    試し読み

    フォロー

ユーザーレビュー

  • 夏みかん酢つぱしいまさら純潔など

    Posted by ブクログ

    先日、Twitterで知った、戦後、娼婦俳句、パンパン俳句などと呼ばれ注目されるもその後消息を絶ち消えてしまった俳人、鈴木しづ子の句集「春雷」と「指環」の2冊に評伝を合わせたもの。(ボリューム的には2/3を評伝が占めてるけど)
    句集も良いけど、評伝がかなり頑張って調べており興味深い。
    「体内にきみが血流る正坐に耐ふ」という句はイメージとして妊娠を想起させるけど、「きみ=母」であり母娘の関係を句にしたものであることを解き明かしたり、雑誌に投稿された句が実は過去にまとめて送られてきたものを師である松村巨湫が都度投稿されたかのように偽装したものだった(俳句の世界では良くあることなんだろうか?)とか読

    0
    2021年04月26日
  • 夏みかん酢つぱしいまさら純潔など

    Posted by ブクログ

    幻の俳人、鈴木しづ子の作品集と彼女を追ったドキュメンタリー。特に、取材した川村蘭太さんに感心した。わずかな手がかりからその生涯に迫る様に執念を感じる。しかし、それでも彼女の実像は一部しかわからない。それでもいえるのは、「娼婦俳人」などという言葉でくくることのできない、彼女の愛だろう。

    0
    2019年07月22日
  • 黒澤明から聞いたこと

    Posted by ブクログ

    公私ともに黒澤家と交流を持った著者の黒澤明との思い出が綴られたエッセイ。時代遅れと揶揄されながらもリアリズムを徹底的に追求しようとする黒澤明のプロ根性が垣間見れると同時に、後期の映画制作での苦労が見て取れる。黒澤明の私の部分が見られるのは貴重だろうが、もう少し踏み込んだ部分が見られるともっと良かった。

    0
    2013年06月17日
  • 黒澤明から聞いたこと

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    “世界のクロサワ”の傍らで約二〇年間、数々の言葉を聞いてきた映像プロデューサーが回想する、その威容。

    [ 目次 ]
    巨星堕つ―来たるべき日
    接近―『影武者』の現場
    アパートの巨星―二度目の邂逅
    復活―『影武者』プレミア上映会の熱狂
    七光り―『乱』の父と子
    ライフワーク―『乱』の始動
    巨星の美―幻の記録映画『能の美』
    悲しみと栄光―『乱』の完成
    願い―『夢』美しき葬列
    背信と償い―『八月の狂詩曲』メイキング始末記
    遺言―『まあだだよ』娘との現場見学
    出発―それぞれの旅

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ス

    0
    2011年05月22日
  • 黒澤明から聞いたこと

    Posted by ブクログ

    ふとしたきっかけから、黒澤家と縁ができ、黒澤プロの関連会社に勤めることになった筆者が見た、「影武者」以降の作品に取り組む監督の素顔と最期を描く。製作中止になった幻の記録映画が気になります。

    0
    2011年08月03日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!