あらすじ
魔法と共存するマギシュタイラ王国で、優秀な魔術師であることを示す〈紫水晶〉の称号を持つエリアスは、優れた魔法技術と自分の身体を生かして“別れさせ屋”という、特に貴族間の婚約や恋人関係を依頼主の希望通りに解消・破棄させる依頼を密かに請け負っていた。
貴族の裏切りや没落に加担し、使用制限のある魔法を取り扱うため危険もつきまとうが、大金が必要なエリアスにとっては高額な報酬を得られるその仕事を辞めることもできないでいたある日、国の王女から“別れさせ屋”としてある依頼を受ける。
これから魔王討伐に出る勇者・ジークハルトの旅に同行して心を射止め、自分と婚約を結ばないようにしてほしい――言い値の報酬と、“別れさせ屋”での罪を不問にする条件で引き受けたエリアスだが、当の勇者は魔法を使っても魅了できない難攻不落の軽薄な男で……!?
感情タグBEST3
深い
タイトルで損してるって位
内容が深くて良かったです。
キャラクター一人一人の成長と
仲間の信頼関係にフォーカスされてて
良かった。
主人公のエリアスだけでなく
登場人物
皆素敵でした
おもしろかったです。本編もよかったけど、個人としてはおまけの話がお気に入りです。仲間4人が大好きなので、ジークハルトとエリアスの挿絵だけでなくランドルフとテオフィルも見たかったなと思いました。
Posted by ブクログ
勇者に魔術師に魔王にとファンタジーBL小説。
魔術師のエリアスがお金の為に「別れさせ屋」として新たに依頼を受けたのは勇者を誘惑して欲しいと。
そして対面した勇者、ジークハルトと仲間の2人。
とにかくお金が欲しいために猫を被って旅に同行するけれど本性がバレ、でもジークハルトはそんなエリアスの方が気に入ってと面白かった。
ジークハルトも実は勇者を演じている部分がありエリアスにその点を指摘されてと。
そんなジークハルトに次第に惹かれていくけれどエリアスの隠していた事がバレ、でも離れずにいると言ってくれたジークハルトはかっこよかった。
エリアスの苦しんでいる事が魔王に繋がっていたのには驚き、腹立たしくて辛かった。
エリアスとジークハルトの決意と闘いにより魔王を倒せたのにはホッとしました。
そしてはれてお互いに気持ちを伝え合い恋人になれて良かったです。
これから新たな冒険の旅にでる一行、とても楽しそうて読みたくなります。
匿名
なぜ「別れさせ屋」という危険な仕事で荒稼ぎしているのか明かされます。また勇者パーティーに所属し、安全でかつ効率よく目的を達成するべく、勇者パーティーで協力して課題解決するところも、視点を二人だけにせずグループや社会に広げていて、良かったです。相談し、踏み込んで関わることで、事態が好転することもある。ということも伝えてくれる話です。
青春とはこのことか…
魔術師と勇者はイケメンな見た目に反して、どちらも優しく可愛らしかったです。
同じパーティーの二人も含めて、全員で青春してるなぁ…と思う内容でした。
青春なんてとうの昔に終わった人間にしてみれば青すぎて読めなかったのですが…(苦笑)
次々と展開が変わるので、読者を飽きさせないと思います。