あらすじ
高校3年の三尾朝陽は、教師・北原史誓に恋をしている。ふたりは鍵を掛けた社会科準備室で、放課後の1時間、キスをして気持ちいいことだけをする――。やさしいが、決して深入りはさせず、「いつかきっとぼくを忘れる」そう呟く北原。卒業間近になり、北原は朝陽を避け始めるが、朝陽はこの恋をあきらめることはできず……!? 漫画とのコラボ企画、待望の小説化。続編も同時収録。
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Posted by ブクログ
先生と生徒というだけで、私的には萌える本です。
朝陽は、先生のことが好きで好きでたまらない。
でも、約束がある。
キスして気持ちいいことだけをする。でも、セックスはしない。好きという気持ちはあげない。それが、先生との約束。
はじまりの、気持ちいいことをする二人のシーンで、私はすでに切なくって泣けた。萌えすぎか、わたし?!
先生のことが大好きで、そばにいたいから、気持ちをもらえなくてもいいから、気持ちのいいことだけをしてもらうだけでいいから・・・。そう思って、体に触れてもらいながらも、切なくてみじめになったりする・・・そんな朝陽の気持ちに感情移入しました。
恋人になると、実は朝陽のほうが大人みたいだったりもするんだけど。付き合うようになってからの先生の変わりっぷりも、よかったです。先生も、本気になるのが怖くて、気持ちのいい関係だけを続けていたんだね。
とにかくシンプルに、恋愛だけですすんでいくストーリーが、私は好きでした。