あらすじ
世界企業は英語を話す。「英語公用語化」で、日本は復活する。楽天2年間の実験で確信した、成功のためのマニフェスト「社内では英語が公用語」 あなたならどうする?・TOEIC750点ないと部課長にしません・会議や議事録はすべて英語・約1年半で全社員のTOEIC平均点は156点アップ・点数のベスト5部署、ワースト5部署を発表
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Posted by ブクログ
国家の品格でしたか?藤原正彦氏がこの楽天の取り組みを手厳しく批判していました。読んでみて三木谷さんの信念が伝わりました。彼ほどのそれこそグローバルビジネスマンが、何故ここまで日本という国の輪郭に拘って語るのか、寧ろ疑問でもありましたが、確かにそこも捨ててしまった後のバランスには確信が持てない自分にも気づきました。お二人とも本当に高い品格をもって国を愛しているのですね。
5つのブランドコンセプトの英語対訳が知りたい。あっ、対訳は捨てろでしたね。
大義名分 Keep higher principal.
品性高潔 Seek good moral.
用意周到 Be fully prepared.
信念不抜 Get things done!
一致団結 Fight as one.
Posted by ブクログ
2010年新年に公用語英語化宣言をした楽天の三木谷社長。TOEICスコアを伸ばし、全社員が英語を話せるようにした。新採用者でスコア基準を満たせなかった人には営業時間内で英語の勉強をさせた。企業にとってデメリット面があっても、将来性を考えたらメリットになる。三木谷社長の考えはアメリカン。読んでいくうちに、意欲が沸いてくる。挑戦すること、失敗することを恐れない進み方に感心した。また読み返したい一冊。
Posted by ブクログ
2年前に友人の経営する楽天ネットショップで働いていた時に、
楽天の社内公用語が英語になるというニュースが飛び込んで来た。
三木谷社長の講演を聞きに東京出張へ行った友人は、
「今日の講演は全部英語で何もわからんかった。」と青ざめて帰って来た。
下っ端の私には何ら関係の無い話だし、彼女がこれからどうするのか
眺めるのが楽しみだなぁと面白がった。
数か月後に私は家庭の事情で仕事を辞め、
楽天社内公用語英語化の話はすっかり忘れていたのだが、
この本と出会ってにわかに思い出した。
そして愕然とした。
他人事ではないなと。
今はインターネットの時代であり、する人としない人には情報格差が生まれている。
でも、
この、国境が無く、最先端の情報がつかめる位置に身を置きながらも、
日本語で書いてある(翻訳を待つために、数か月から一年以上も待つ)サイトだけにしか
アクセス出来ない自分、勝手に自分の周りに垣根を作っている自分の状態を俯瞰させられた。
ビジネスマンはもちろん、進路に迷っている学生、英語を学ぶ意味を自分に見出せない方は
是非読んでみて欲しい。
Posted by ブクログ
「英語ができない人間がダメな社員」という空気にならないようにしたとありますが、会社のためとはいえ、勉強する環境をこれだけ整えてくれる企業、羨ましいです。出来る人ばかりでしたら、「お前は遅いからダメ」と発言の機会を与えてもらえなかったでしょうから、みんながあまりできない状況というのも逆に良かったのでは?!通常の会議の倍の時間をかけてたりもしたそう。勉強会などあっても名目上なだけで大して役にたたず大体、影勉しているのが世の常ですから。
楽天は平均年齢31歳の若い会社ですから、英語をもっと学びたい。活用したいという人間がいたとしたら入社するのにとてもおもしろい会社ですね。
メディアの言っているような英語の出来ない人間を排他するためでもなく100%社内公用語化を目指しておられるとのこと。
ガラパゴスを目指さない挑戦ですね。
英語の先生で英語の喋れない義務教育の先生が首というのは賛成です。多くの人は教養を学ぶために学校に行くわけではなくて、社会に役に立つために学校に行かなくてはならないのだから、今の時代学校で習った英語だけで旅行程度だったらできるようではないと・・・教育としてはもはやダメでは。
ちなみに私は著者の考え方に賛成ですし、語学を学ぶことによってコミュニケーション力も上がるような気がします。
Posted by ブクログ
楽天三木谷社長が、英語社内公用語化をするにあたっての考えを述べたもの。実施にあたり、かなりの反対と困難があったことが理解できた。英語に関する話は、よく耳にすることがあるが、今後グローバル化する世の中で不可欠となる能力であるとの意見は皆同じである。成功している著名人の取り組みとして、興味深い。
「(ハーバードのニーリー氏が楽天の取組を評して)野心的なグローバル化戦略のために「先回り」の意味合いの強い、準備としての施策であるという点。そして英語の能力を向上させるのに、一部のグループを選ぶのではなく、全社員で取り組もうとしている点。特に、eコマースをプラットフォームに、テクノロジーを基盤としたビジネスを展開する企業が、全員で取り組んでいるという点に私は注目しています。なぜならこの分野では、将来どのグループ、どの個人が一緒に仕事をすることになるか現時点で予測できないからです」p72
「コンピューターサイエンスの専門書が「英語以外」で読めるのは、恐らく日本だけだろう」p121
「日本企業にとっては英語を使うことで欧米企業に対して不利を感じることもあるかもしれない。ただ、不利だからといって日本語で貫き通していても何とかなった時代は終わった」p160
「パソコンやインターネットを使いこなせる人と使いこなせない人の間にある待遇や機会の差として、デジタルデバイド(情報格差)が知られているが、英語を話せる人と話せない人の間にも似たような格差が生まれつつあるのだ」p177
Posted by ブクログ
楽天が導入した社内公用語英語化。
それに至った考え、その後との経緯、社内の反応が綴られる。
自身英語の必要性に日々晒されており、本書に書かれた内容は全て同意。
単なるツールとして、あまり気負いすることなく(たかが英語)、
しかし、将来に向かって習得すべき最重要事項(されど英語)として位置づける。
こうした環境に置かれた楽天社員を羨ましく思うと同時に、
自分はそういった環境にない以上、自分の努力が極めて肝要。
英語をとにかく勉強したくなる本なので、
これから英語の勉強を始めようと思っている方に読んで欲しい。
Posted by ブクログ
楽天が社内公用語を英語にするという発表をした後にはてんやわんやの大騒ぎだったことをおぼえております。本書は代表である三木谷氏が自らそういった声に答え、自らのプロジェクトの進行具合を世に問うものです。
本書は献本御礼。
楽天とユニクロを展開するファーストリテイリングが社内公用語を英語にするというニュースを聞いたときには賛否両論の大騒ぎになったことを思い出します。本書は渦中の人物である楽天の三木谷氏が自社での英語化の取り組みと日本における英語教育に関する提言をしたものです。
実はこの記事を書く前に成毛眞氏の『日本人の9割に英語はいらない』を再読して楽天とユニクロの社内英語公用語化に関するところを見てみると「自分が取締役だったら真っ先に逃げ出すだろう」というまさにミもフタもない批判からはじまってそのあとはもういいたい放題の「成毛節」でしたが、本書でそれらの意見にも反論する形をとっており、そういった意味でも読んでよかったなとは思いました。
確かに日本人の9割に英語は要らないのかもしれませんが残りの1割は英語はいる。楽天はその1割になろうとしているのだな、という印象を持ちました。ただし、ここで言う英語とは外国の人間とシェイクスピアやアリストテレスについて自分の見解を述べよ、というものではなくてあくまでもビジネス英語、グロービッシュとのことなんだそうです。あまり詳しいことはかけませんが、僕の見聞きした話によると、ビジネスそのものでいえばジャニー喜多川よろしく「YouはDreamをHaveね」というちゃんぽんイングリッシュでも極端な話、ビジネスはできます。しかしここでいう「グローバル企業」になるためにはそういうわけにもいかないでしょう。
そういうことで楽天は社内プロジェクトとして筆者いわく「僕は予感した。これは、かつて日本で行われたことのない実験になる。7000人以上の日本人が、2年間で英語をマスターするなんてことが、本当に実現できるだろうか。僕は狂っているのかもしれない。しかし、この実験を成功させることでしか、楽天も、そして日本も生き残れないと思った。さあ、実験開始だ」ということで大胆な決断に踏み切ります。
グローバル=英語とは一概には言い切れないと個人的には思っておりますが、英語が出来ないよりはできたほうが少なくとも世界は広まります。例えば、徒手空拳の自分でも英語ができさえすれば、もしくはグーグルなどの翻訳ツールを補助として使いこなすことさえできれば例えばアメリカ大統領に対してでもツイッターなどで直接意見が言えるわけです。
それはさておいて、最初は英語習得時に関する費用は三木谷氏が「身銭を切ってこそ」という信条から負担はしなかったのだそうです。それに関してもベンチャー企業の過酷な業務に加えてビジネス仕様の英語をまさにイチから習得する…。社員の苦労が行間からにじみ出てくるような話から、後に新入社員のために業務につかせず給料を払って英語を学習させ、さらには成績不振者には語学留学をさせるなどの話を読んでいるときには 「三木谷さん優しいなぁ」という思いと、そこまで会社としては本気なんだな、ということをことの是非は別として感じることができました。
以前、佐藤優氏の『紳士協定 私のイギリス物語』という本で、彼がイギリスはベーコンズフィールドにある陸軍語学学校の過酷なまでの英語学習のエピソードを聞いているので、余計にそう感じたのかもしれません。結果に関しては発展途上ながらも三木谷氏にとってはおおむね満足できるようなものが出たらしく(だから本書を書いたわけですが)日本の英語教育について後半述べられている箇所については僕にとって思春期の前に英語を学習させるや英語の試験は全てTOEICにさせるという箇所については正直『どうだろうか…』という疑問が抜けませんでした。
これに関しては作家で同時通訳者の米原万里さんなどが主張する『複数の言語を人生の最初に学ぶとどちらも中途半端になる』という考え方を僕は支持したいですし、仕事の上では英語を使うのもアリなのかもしれませんが、ある程度それは日本語を土台としての話だと僕は思うのです。おそらく、楽天に入る人間は(会ったことがないので想像で書きますが)学歴社会で言うところの「エリート」であろうと想像せられますし、それに関しては問題がないのでしょう。
楽天が扱っているビジネスもインターネットというスピードありきの世界で翻訳に頼らないで発信されているホットな情報を知り、自分たちのビジネスに活かしていくには英語というツールは不可欠なものなのかもしれませんが、ここで書かれていることを9割の日本人がそのままとりいれることができるか?ということにつきましては若干の疑問符がつくと思われます。ただ、僕は楽天のやろうとしていること自体については否定も肯定もしまい、と心に決めて筆を擱かせていただきます。
Posted by ブクログ
楽天の三木谷さんが、社内公用語を英語にするという話題はニュースになった。7000人以上の日本人従業員を2年間で英語をマスターさせるという計画。
そもそも、その意図は何だったのか?成功したのか?英語が苦手な人間は、楽天を辞めたのか?など知りたいことが満載で興味深く読みました。
昇進昇格の条件に加えられた、TOEICのスコアなどを踏まえると相当厳しいことをやられたのはわかります。ただし、グローバルカンパニーになるために、英語でコミュニケーションを取る事が楽天グループの成長には不可欠だと決断された上でのアクションであり、その徹底振りも、この本から伝わってきました。
今後、英語スキルを身につけた日本人従業員と各国の現地従業員や外国人との交流によって、ますます楽天グループが成長を続けるのであれば、社内公用語を英語にしたことは大英断として評価され、模倣する企業も増えるのではないでしょうか。
読んでいるうちに、英語を本気で学ぶ意思と環境があれば、自分もビジネス英語を習得して、グローバルな道も開けるかもしれない!と前向きな気持ちになれました。
Posted by ブクログ
単純に、英語に対するモチベーションが上がりました。どんなにTOEIC低スコアな人でも、勉強しまくれば800点取れるってことを、いくつもの事例を用いて証明しています。
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英語はツール。PCと一緒。英語ができる人=仕事が出来る人に思われるのは日本の英語レベルが低いことを現している。
批判されることなんて一つもない。この取り組みはすごい。
最後にプログラミング言語のはなし。やっぱりそうか。。。
社員目線だけど、環境の大切さも感じた。自分で変わることは難しいからなあ。
Posted by ブクログ
何故、社内公用語英語化?と思ったが、本書を読んですっきり。
著者の意図していることに、納得し出来うるならば自らもその場に身を置きたいと思った。
と思うほどに、楽天社員は恵まれているのではないだろうか。
語学習得にはある程度その言語漬けの状態にして、言語モードを切り替えることが必要だと思う。
そんな環境に労せずとも身を置いていることは、羨ましい限りである。
外国語習得のメリットは、ビジネス的に有利だという側面だけでなく、様々なことの素地になる思考力にもとても影響を与えることだと思う。
また、引用にあるように言語によって、ものの考え方がだけでなく、概念さえも違うということには驚いた。
Posted by ブクログ
「たかが」と「されど」を都合よく使い分ける詭弁の典型みたいな論法はまあ置いといて、いろいろストレートな思いは伝わってくるし、「ああ、自分も勉強しなきゃなあ」とは思わせてくれる本ではある。
Posted by ブクログ
何年も英語を学ばなきゃ!→挫折→学ばなきゃ!→挫折を繰り返してきた私には良い刺激になった本だと思う。
英語が出来る人は、海外に住んだことがあるか習得するのが得意の人たちなんでしょ。と思っていたが、社内全員が取り組んで話せるようになったってことはそうでないことがわかる。
楽天社員なので元々頭の回転が早い人が多いだろうが、それでも英語が苦手な人はいるだろう。その方達も含めて皆が話せるレベルになったんだから、私が何年も英語を勉強してきても話せないなんてのは世間一般に言われている努力してないかやり方が間違ってるかなんだろうな。
英語はただのツール。その通りだよ。難しく考える必要はない。
2年あれば話せるレベルになれるらしいので、いっちょ頑張ってみるか。
Posted by ブクログ
あるセミナーの抽選で当たってもらったもの.
ちょうど直前に成毛さんの英語本を読んで,日本企業で公用語英語化なんて意味ないなと思っていたところだったのだが,三木谷さんの英語本を読むと,これもありかなと思ってしまう.
結局どっちなんだろうな・・・
Posted by ブクログ
これくらいはやってあたりまえなんだろうな。身につまされました。最近は続く教材探しに奮闘中。実践しないと意味ないんだけどねー。
English practice is usual. I reflected on this book. Continuation is power, but I';m only searching training method. Practice is most important...
Posted by ブクログ
英語を学ばざるを得ない環境について書かれた文章は数あれど、他人に英語を学ばせざるを得ないことについて書かれた本書は目新しく、その点でとても有用な本だと思います
Posted by ブクログ
英会話を本気で覚えようと考えている最中、「たかが英語」というタイトルと楽天の三木谷社長の著作である点に興味が湧き購入した。
楽天が今後、世界で生き残って行く為に、英語公用語化は不可欠である。
そして、二年という短い時間でそれを実行したという内容。
ごもっともであり、恐らくどこの企業も認識はしているものの、実行するのは難しい現状。
それを楽天は二年で実行した。
正に三木谷社長のトップダウンを社員が賛同した結果であると思う。
楽天社員のようには行かないかもしれないが、私も日々英語に触れ、これからの時代生き残れるよう英語力を身につけたいと思う。いい刺激になった。
Posted by ブクログ
1つの会社の実績として、英語が苦手な社員も努力の末に話せるようになったという体験談は、英会話のできない自分へ勇気を与えてくれたし、モチベーションにもつながった。
生産年齢人口減による国内市場の縮小は確かに、日本の抱える大きな問題であり、今は日本だけで事業を行っている会社の多くも、これから海外に進出していかないといけない時代になってくる。私自身、現在は英語を使うような仕事をしてはいないが、いつ必要になるかわかったものではない。
学校の英語教育に関しては同感で、学校で真面目に勉強した者ですら、ほとんどが英語を話せないというのは異常事態で、授業を全て英語にして教師も生徒も日本語で話すことを禁じるぐらいのことでもやらないと、英語は身につかないと思う。私自身も、もっと早くに気づいていればよかったと、後悔している。
楽天が公用語を英語にする、という新聞記事を目にしたときは、途方もない目標を掲げたな、と思っていたが、それくらいやらないと、日本で英語を習得するのは難しいのかもしれない。
Posted by ブクログ
会社の公用語がいきなり英語になるというのはきっと日本のこれまでの一流企業だったら考えられないのだろうけど、企業の生き残りのためには必須だという経営者の判断にいたる経緯や、その後の「社会実験」の様子を描いた本。今の職場の英語環境は本以上だから、内容には共感できる点が多かった。自身も社員に英語を求める以上はということで中国語を学んだり、今後はプログラミング言語も公用語にするというコメントが面白かった。
Posted by ブクログ
三木谷社長のリーダーシップの素晴らしさをこの本で読みとることができる。
三木谷社長のビジョンは楽天をグローバルな会社にすること。
社内の英語化はその一環であり、自分の本気の姿勢を社内外に知らしめるものだったようです。
本気さは、きちんと2年で英語のできる社員を育てるための計画としてTOEICを利用した評価制度を作りだしたこと。
中途半端でなく徹底的に会社をあげて行っています。
一致団結してやれば必ずできるという雰囲気を会社につくることに役だっているようです。実際英語がしゃべれる社員が増えることで社員の意識も変わり確実に意識改革が進んでいるようです。
大事なのは明確なビジョンと実行力ですね。
Posted by ブクログ
楽天の社内公用語を英語にした経由や
軌道に乗せる為の施策や進捗を整理した本
進化、スピードという言葉に違わない、投資の思い切り。
英語が大事なのではなく、発展する上での壁がたまたま英語だったのだろう。
Posted by ブクログ
楽天が英語化宣言をしてからの内容。
このくらい完全に社内英語を徹底し、環境を変えれば話せるようにはなっていくとおもう
・2010年1/4、英語化宣言、2012.7.1からスタート
・仮説、実行、検証、仕組化
・競争力
・成功事例のヨコテン(横展開)
・翻訳はしない
Posted by ブクログ
失敗とも言われるチャレンジですが、基本的に賛成なんです(^^;; 自分の英語力の無さにほとほと泣けるので、、、(*_*) 海外に行くたびに、増える英語教材の残骸( ̄O ̄;)