あらすじ
ダイエット、糖質制限、筋トレ、貯蓄、自炊、資格の勉強…世の中には「続けられる人」と、長続きせず「続けられない人」がいる。その差は、その人の能力でも、心の強さなどではなく、ただただ「習慣」にあるのだ。本書は、「続けられる人」の習慣を、日常生活、行動心理、メンタル、思考法、脳科学など、さまざまな側面から紹介します。
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Posted by ブクログ
コルチゾールが多く分泌されるのは、朝起きてすぐの時間帯。さあ活動するぞ、と体に喝を入れようとするのだ。このため、朝はほかの時間帯よりも集中力が上がるので、何かを習慣づけようとするのにうってつけということになる。
何か習慣にしたいことに取りかかるとき、スポーツ選手のルーティン行動を見習ってみてはどうだろう。「さあ、これからやるぞ!」と、いわば「やる気スイッチ」を強く押すためのきっかけとするのだ。
何かを続けられている人は、頑張って取り組む意味がわかっている。何のために行うのか、自分のなかで結論が出ているのだ。
毎回、同じような行動を繰り返すだけでは、そのうちに中だるみがやってくる。そして意欲が薄まって、せっかく続けていたことをやめてしまう。
こうした失敗をしない人は、習慣づけている行動を数値で記録し、見るたびに達成感を味わうようにする。
絶好調なら「1時間以上」、絶不調なら「1分だけ」。1日のノルマに幅を持たせておく。
長く続けられる人は、消極的な姿勢を「もったいない」と感じる。「やりたいな」と思ったら、とりあえず試してみたほうが楽しく、生きていくうえでの経験値も上がっていくと考えるからだ。
比較するのであれば、その対象は他人ではなく、過去の自分だ。3か月前と比べると、体重が5kgも減っている。1年前の英会話能力からすると、考えられないほど上達している。
こう比較すると、確実に一歩、二歩進んでいるのが実感できる。意欲が高まって、これからも頑張ろうという気になるはずだ。
予定通りに行わなくても、それが1日だけで、翌日からまた取り組めるのなら問題はない。しかし、2日続けて休むのはやめておこう。あることを長く続けられる人は、連続ではサボらない。