【感想・ネタバレ】バルセロナで豆腐屋になった 定年後の「一身二生」奮闘記のレビュー

あらすじ

元朝日新聞の記者が定年後,バルセロナで豆腐店を開業した.修業の日々,異国での苦労,新しい出会いと交流,ヨーロッパから見た日本の姿──ジャーナリストならではの洞察力で,「蛮勇」のカミさんと二人三脚の日々を綴った小気味よいエッセイ.一身にして二生を経る──人生後半の新たな挑戦をめざす全てのひとに贈ります.

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Posted by ブクログ

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清水建宇さんの「バルセロナで豆腐屋になった」を読みました。サブタイトルは「定年後の『一身二生』奮闘記」です。一身二生は福沢諭吉が「文明論の概略」で使ったのが最初らしいですが、一般的には伊能忠敬のように、庄屋として家業を盛り立てた後に隠居して暦学を学び、日本地図を完成させるといった、全く新しい生き方を意味する。清水さんも朝日新聞の記者から雑誌の編集者に転じ、定年後バルセロナに移住して豆腐屋を営むというまさに一身にして二生の生き方をした。この本はまさにバルセロナで過ごした10年の奮闘記だ。この期間にコロナ禍があったのは想定外だったと思うけど、豆腐屋という重労働で健康を手に入れ、バルセロナで得難い友を得、カタルーニャで生きることから歴史的視野とグローバルな視点を持ち、何より奥さんとの絆を深めた。最後奥さんが亡くなってしまったのは本当に残念。とても刺激になる一冊でした。

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2026年03月30日

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朝日新聞 社会部記者 で60歳の定年をむかえスペインバロセロナで豆腐屋になって、創業から70歳過ぎて体力がおちパートナーのカミさんを癌で失って第三者に豆腐屋を譲るまでを
著した本です。著者は「世界名画の旅」を執筆したり報道ステーションコメンテーターとして4年ほど出演していました。僕は「世界名画の旅」が連載されてのを興味をもって読んだ記憶があります。全く美術に知識がなかったのを現地に取材して書かれたそうです。あの記事は僕には非常に為になりました。コメンテーターでの印象は薄いのですが穏やかな批評だったかと思います。著者は「世界名画の旅」でバロセロナを40歳くらいの時取材して定年後はここに住みたいと思ったそうです。著者は人生を一身二生と考え第二の人生は記者とは全く異なる道を選びました。江戸時代に日本地図を著した伊能忠敬を模範としたようです。彼も実業家として成功して40過ぎて稼いだ私財を投入して日本地図をつくりました。群ようこのかもめ食堂にも後押しされたようです。
社会部記者として警視庁を担当がながく定年後全く違った豆腐屋になること、それも豆腐製造の技術を習得して言葉もできないスペインで多額の私財を投入して創業するなんてものすごいこれこそ蛮勇です。
 本では豆腐が大豆からとうふになるまての過程を詳しく描いてます。近
所の豆腐屋に頼み込んで働き豆腐製造を教わるところなど詳細に著してます。
 製造は著者がカミさんがは店先の販売を担当します。日本でスペイン語の学校にいった話もでてきます。奥さんをカミさんとよび豆腐屋の対等のパートナーとして二人三脚で奮闘する話です。バロセロナで営業許可を取るまで色々な障害が出てきます。異国で豆腐屋になることがこんなにも大変なのかと教えてくれます。
 奥さんは結婚前に蛮勇を振るう子てあると印象をもって著者は認識してます。奥さんは鍼灸師、ヨガの指導者資格をもっていたためバロセロナで豆腐屋のかたわら自宅を教室にして生徒を持つ話など出てきます。開業後コロナ禍が襲いスペインの国としての対応しみんせなどは貴社の目で書いてます。また豆腐の包装に使う機械を導入するに際してのヨーロッパの基準の厳しさなど日本の甘さを指摘してます。
コロナ、ヨーロッパのプラスチック容器問題
スペイン事情、カタルーニャ、国家社会主義との抵抗、井上ひさし「人生の山が一つから二つに増えた時代だ」
一身にして二生を経るの山に向かう

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2025年03月23日

Posted by ブクログ

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社会部記者であった人が、西洋美術の記事を書くように命じられ、初めて海外に出てバルセロナという街と出会い、そこで住んでも良いと思う。大好きな揚げと豆腐が手に入らないことを知り、豆腐屋になることを思い立つ。定年後、なにをしようかと試行錯誤する本はたくさんあるが、そのなかでもこれは秀逸。綿密な準備のもと豆腐屋を開業する準備をする。万一、失敗してもサラリーマンとして働いてきた年金があると自らを奮い立たせる。定年後ではなく、定年を十年ぐらい先に控えている人にぜひ読んでもらいたい。

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2026年02月16日

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