【感想・ネタバレ】人生の選択を外さない数理モデル思考のススメーーやさしい“数学のコトバ”が最強の味方になるのレビュー

あらすじ

たくさんの情報に囲まれながら生活する現代において、そのすべてを理解して、「選択」したり「判断」したりするのは至難の業です。
そして、選択や判断のたびに、人生は少しずつ変わっていきます。
例えば、企業の採用担当者だったとして、最適な人材を選びたいとき。
何人に会って、何人を見送るのがベストな選択でしょうか。
行き当たりばったり? 誰を選んでもそんなに変わらない?
いえいえ、そこには最適な方法があります。
数学を利用して考えると、最善の選択ができるのです。
キーワードは「数理モデル」。
数理モデルとは、世の中の現象を、数学やデータ上の根拠に基づいて、わかりやすく表したものです。
数理モデルを使うと、ごちゃごちゃした世の中の、本質ではない部分に惑わされずに考えることができます。
現実を客観的にありのままに見て、感情に左右されずに、冷静に考えることができます。
人生は迷いの連続だからこそ、数理モデルは最強の味方です。
“数学のコトバ”に耳を澄ませて、後悔のない未来への扉を開きましょう!

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Posted by ブクログ

数理モデルなのか?と思われるものも含まれている

意思決定において、よりどころとなる理屈や先人の知恵が学べる。数理モデルなのかよく分からない導入の知恵もあるが、おおむね満足した。

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2025年03月23日

Posted by ブクログ

簡単なグラフを読める人は多い。だが、統計となると読める人は少なくなる。
私たちの生活には本著の言うところの数理的思考(物事や問題を論理的に整理し、データやパターンを発見し、数値化や抽象化を通じて本質を明らかにしながら、根拠に基づいて最適な解決策を見つけていく思考法)を求められることが多い。世論調査や街角のアンケートに至るまで様々な場面で意識しないだけでも多くの数字を浴びているのだ。
そもそも、義務教育では簡単なグラフの読み方までは教えるが、その先は科によって異なるだろう。大学に行けば尚更だ。社会人になっても全くとは言わないが深く読めることは仕事の種類に応じて大小で異なる。本著が掲げる数理的思考は難しいことは言わないし、させない。あくまでも、その物事を冷静に分析する思考と視点と姿勢の提供であり提案をしている。文系も理系も関係無い。その起きたことに対して冷静に自分の頭の中で考えて思考し決断するまでが含まれる。
数理的思考を身につけられてば、少なくとも物事を俯瞰して冷静に感情的にならずに本質が見えてくるかもしれない。本著ではそこまで踏み込んだ話はしないが、冷静な感情で物事を見るという姿勢と視点は、学生だろうが、社会人にであろうが、どのような立場だろうが、あらゆる場面で活かすことが可能だ。
もし、数字が苦手という人でもこういう視点と考え方もあるんだなと考え、生活の場面で意識するといい。そうすると、本著が主張する「数学が得意/不得意」に関わらず、人生の迷いを減らしたい全ての人に向けて届き、自身の頭と決断で道が切り開くことが出来るであろう。

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2025年10月30日

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