【感想・ネタバレ】星河万山霊草紙(2)のレビュー

あらすじ

星河町に住む、樹齢1200年のケヤキの木の精であるほおずきはこの町最後の木霊(こだま)。人間である天馬(てんま)のもとに嫁いだほおずきは、天馬が行方不明になってからもずっとこの地に住んでいる。そんな祖先のほおずきに幼いころから恋してる一歩(かずほ)は成長するにつれ、天馬にそっくりになってくる。ほおずきは一度は突き放すものの、その熱い想いに揺れ動く。二人の運命はどうやら"天馬"の存在が鍵を握るようだが!?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 1巻の最後での急展開を受けての2巻目。一歩はもう無邪気な中学生ではなく、ほおずきを追うのもやめて 幼馴染の望音(もね)という彼女もいる高校生。
 だが一歩は 蛙の精 ましろから聞いた秘密を 決してほおずきに 話さない と決めて 本当の気持ちは押し殺していた。
 一方ほおずきも 自分から一歩が卒業していくことに これまで感じたことのない 心の揺れを覚えていた。


 後半の展開が少し早い気もするが 2巻で終わるのは分量的に丁度よい感じがする。

 ほおずきの心の揺れの描写は結構好きかも。

 続編を描けば描けるんだろうけど この物語はここで終わるのが余韻を残して いいのかな。

 優しい、いい話でした。

0
2013年03月18日

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