あらすじ
ストレス抱えて生きるより、
言いたいことを確実にわかってもらえる説明の技術
相対性とは何か? 時間の錯覚!
「せっかく話したのに説明がわかってもらえない」
「上司や同僚に『何が言いたいの?』と聞き返される」
「自分でも言いたいことがうまくまとまらない」
あなたに、こんな経験はありませんか?
なぜ、こうなるのか、原因は2つあります。
それは、あなたの話が、「長くて」「わかりにくい」からです。
つまり、上手に伝えるときのポイントは2つ、
「短くすること」そして「わかりやすくすること」です。
「あれも言いたい」「これも大事だ」とポイントを詰め込むと、
ビジネスの場ではかえってわかりにくくなります。
大きくわけて、これからは次の3点を意識しましょう。
1、 結論→理由→データの順で説明する
2、 簡単で明瞭な表現しか使わない
3、 感情論など余計な要素ははぶく
これらの技術が、本書を読むことで身につきます。
また「メールで説明することが多い」現実も考えて、
論理的なメールを短く書けるコツもお教えします!
著者は「世界ふしぎ発見!」をはじめ、長年テレビ業界にて、
「短く」「わかりやすく」を徹底してきたベテランの放送作家・石田章洋さん。
歴史や地理、政治や経済など、本来は難しいジャンルの情報を、
どうお茶の間に楽しくお届けし続けてきたのか、
著者秘伝の「伝え方」を伝授します。
「短く、わかりやすく」説明することを徹底的に意識したので、
「きみの説明はわかりやすい」と言われる日も、そう遠くありません!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
・自分に関係がある事だと思わせる
「何をやっても三日坊主になってしまうあなた」
・相手の頭に?を浮かべさせる
・PDR法
結論→理由→詳細→結論
・聞き手の注意をひきたい時はクイズ法
問題提起→解答解決策→詳細
・スリーポイント法
結論と数の予告→ポイント1→ポイント2→ポイント3
Posted by ブクログ
一言で伝える為の、色々なテクニックを教えてくれる本。「だから何?」とよく聞かれる人に読んで欲しい。これからも読み直して自身のテクニックを身につけたい。
Posted by ブクログ
放送作家さんの本。
人は3つまでしか覚えられない事が多い。
結論から先に話を持っていく事が伝えやすくなる方法。分かってはいても出来るかなー??
意識していくと変わる?
Posted by ブクログ
自分の本棚には珍しい自己啓発本。(感想を書いてきた中からそれらしき本を数えてみたが、本書を除いて3冊しか登録されておらず笑)
著者は放送作家で、これまで「世界ふしぎ発見!」や「TVチャンピオン」の企画・構成を担当されてきた。
特に「世界ふしぎ発見!」は小学生の頃から見てきたが、思えば低学年でも分かりやすい解説で容易にこちらの興味を傾ける素晴らしい構成だった。
自分は昔から説明が下手で、たいてい「何が言いたいのか分からない」で終了してしまう。大好きな「世界ふしぎ発見!」関連というだけで取り寄せた本書であったが、開いてみると早速カバー裏に書いてあるではありませんか。
「上司や同僚に『何が言いたいの?』と聞き返されるーこんな経験はありませんか?」
その原因を本書に倣い「ひと言」でまとめていくと…、
伝わりにくいのは話が長いから↓
話が長いのは真面目な人に多く見られる↓
真面目な人は「自分の説明不足だった」と捉えがち↓
寧ろ原因は「説明過多」にある
基本的には、1回の説明に付メッセージ(= 一番伝えたいこと)は1つに絞ろう。
そうするためのテク(結論を最初に言う、故事成語を使って文章を短くするetc.)…と、続いていく。
イメージし易い例をまじえての解説だったし、著者も自身が本書で紹介するテクを使って文章を書いている。
しかしここまではよく聞く小ワザ。(よく聞く癖に自分では上手く実行できていないという…)
後半からは、短く&分かり易く伝えるための「3つの型」が我々に伝授される。
その一つが「クイズ法」。
何かを解説する際クイズ形式にして相手の注意を惹く手法で、「ふしぎ発見!」のクエスチョンもこれを採用している。
実は何度か試したことがあったが、その殆どは何故かスベったりしていた。しかし、この項で以下の要因が浮上する。
・親近感を意識しすぎて、問題までチャラく映っていた:クイズ法は問題提起から始まる。注意を惹くには、相手にもある程度真剣に考えて貰えるような質問をすることが大事。
・問題の難易度が低かった:「質問する意味ある?」の空気が全身にグサグサ来たこともあったなー泣 難易度の見極めは結構重要で、それが低いほど場がシラけてしまう。
こう書くとシンプルなものだが、「クイズ法」の注意点まで知り得たのは自分にとってもラッキーだった。
以降の第5・6章はビジネスパーソンに嬉しいと思う。
ビジネスの場で自身の「ひと言」を「鶴のひと声」に変える方法や分かり易いビジネスメールのコツで、小ワザの応用編とも言える。
個人的に「ふしぎ発見!」の制作過程について色々聞きたかったかな。制作過程の中で著者の「ひと言」スキルがどう役に立ったのかとか。ただでさえ自己啓発本離れが激しいもんだから、それくらいあった方がもっと惹きつけられる。
Posted by ブクログ
説明のパターンとして「PRD法」「クイズ法」「スリーポイント法」があり、これらに落とし込むことで理解しやすい説明となる。
書籍の後半はこれらを使った例題の掲載もあり。