【感想・ネタバレ】メディアシフト YouTubeが「テレビ」になる日のレビュー

あらすじ

プロデュースした「神田伯山ティービィー」がYouTubeチャンネルとして史上初めてギャラクシー賞を受賞した関口ケント氏。
テレビのADからスタートし、YouTubeチャンネルの制作で名を上げた業界注目のクリエイターが、「視聴メディア」の現状と未来を描きます。
レガシーメディアとYouTubeの関係はこれからどうなっていくのか? まさに時代を変えようとしている張本人による、広告業界も含めたメディア業界の変革・未来予想図です。

●30歳の戦略家が見通すメディア革命のリアル
●あらゆるビジネスで参考になる新時代の思考法
●なぜ、芸能人はユーチューバーを目指し、ユーチューバーは芸能人を目指すのか?
●ヒカキンに学ぶ「横に面を取る」
●政治や選挙戦もYouTubeで変わる
●「フィット3原則」を示したカジサック、中田敦彦、本田翼
●インフルエンサーである<人>そのものがコンテンツでありメディアである時代
●地方創生・観光誘致もシフトチェンジ

1章 YouTubeとオトナ、YouTuberと若者

ジェネラリストの北野武さんは
元祖ユーチューバーだ
自分でつくり自分で背負う

ユーチューブの本質を
知らない芸能界と
人気ユーチューバーの違い

ユーチューブでウソはダメ
視聴者に信頼されるための
目線の高さと共感性

2章 YouTubeと芸能界、YouTuberと芸能人

「認知度」か「人気度」か
業界関係者も気づいていない
芸能人とユーチューバーの評価軸

チャンネルを育てるカギ
アンチの「レコメンド機能」と
ヒカキンに学ぶ「横に面を取る」

カリスマ的な「神主属性」が重要
信者を抱えたいと意識し続けること
パーツではなく発信する人間へ
ほか

3章 YouTubeとテレビ局、YouTuberとテレビマン

高視聴率でも広告売上減
いよいよテレビ局員が
逃げ切れなくなってきた

「見える“つくり手"」にファンが付く
自局の制作者を前面に打ち出す
テレビ東京は「わかっているな」と

ネトフリ、アマプラ、アベマ……
しのぎを削る有料配信サービス
テレビ局に代わる役割は
ほか

4章 YouTubeと広告、YouTuberと消費

「必ずバズる方法論」なんて大ウソ
マーケティング的視点と思考で
地道にコツコツという姿勢が最重要

ユーチューブは「競合」より「協業」
そして共感できないことやウソは
絶対NGという暗黙のルールが
ほか

5章 YouTubeとビジネス界、YouTuberと日本社会

政治や選挙戦もユーチューブで変わる
地方創生・観光誘致もシフトチェンジ
最終的には民主主義自体さえも変革

子どももコンテンツの質を求める
情報のセレクトという新しいスキル
「やらせ」が「やらせ」じゃない側面
ほか

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

YouTubeのコンサルタントとして活躍している著者が元テレビマンの目線からYouTubeがテレビ、芸能界と対比して何が違うのか、どうなっていくのかを書いています。

テレビを全く見なくなった自分の気持ちを、しっかり文章で代弁してくれてる気持ちになりました。

キーワードは「正直」と「共感性」の2つ

これからのコンテンツ作成にはこれが大切です。

感覚的によくわかってる10〜30代より、40代以上が読むべき本ですね。

一つ気になる点として、作者がテレビを擁護する内容を書いていましたが、そこは本当なのかな?と感じる部分も。

本当はもっとボロクソに書きたかったのではないかな?と感じます。

0
2020年11月14日

「IT・コンピュータ」ランキング