あらすじ
ケルウォース城の若き城主・ツヴァスと、東の谷の一見ひ弱な青年に見える魔法使い・ヴァルカナル。しかし実態は何百年と生き続ける大魔法使いであった。ツヴァスはまだ、その本質に気づかない。世界はどうなってしまうのか。
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Posted by ブクログ
自分の感情に戸惑っているヴァルカナルが可愛い。
ツヴァスは彼に較べると常識人だけど実は普通の基準からは相当外れていて、だからヴァルカナルとは合う、ということにツヴァス自身が気づいていないのが良い。
でもこの話の一番良いところは、世界観がしっかりしているところだと思う。国の大きさ、国力、王の、大臣たちの器量、お国柄、そういった部分がしっかりしていて、だからこその国同士の力関係などがとても自然。
続きが楽しみです。
Posted by ブクログ
しれっとしたヴァルとそれに振り回されながら感謝するツヴァイがいい。
眠いのにチェスに付き合ってあげるとこや神殿の壁面を書き留めているシーンなんかいいな。
Posted by ブクログ
これは本当に坂田靖子の代表作になるんではなかろうか。
どんどん面白くなってきたぞ。ツヴァスとヴァルカナルの関係の進展と、ケルウォースの存続を巡る政治的駆け引きが見事に絡み合ってわくわくぞくぞくが止まらない。
鈍感ツヴァスと魔物ヴァルカナルの距離は、お互いが全く違う価値観で生きる者であることを承知の上に少しずつ縮まってきています。
そのため会話していても即意思疎通できているという訳ではなく、端から見ていると随分ともどかしいやりとりにじりじりやきもきさせられます。
が、それさえも快感です。久々に少女漫画読みとしてのときめき回路がフル稼働中。
は、早く続きを…!